1級販売士過去問






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1級販売士第38回過去問「マーケティング(2)」
(平成23年2月16日)

第6問 (記述)

環境マーケティングにおいては、生産から消費にいたる全プロセスにおいて「3R」を組み込んだ循環型システムの構築を視野に入れている。「3R」をそれぞれカタカナで記し、その言葉の意味を端的に記すとともに、企業が取り組むべき具体的な活動を答案用紙にそれぞれ3行程度の文章で記入しなさい。(25点)

第7問 (記述)

ネルソンは、立地の選定にあたり守るべき原則を8つあげている。その原則の具体的な名称を5つあげるとともに、その説明を答案用紙にそれぞれ2行程度の文章で記入しなさい。(25点)

模範解答 (日本販売士協会作成)

 
第1問 7 1 5 2 6
第2問 3 5 1 2 7
第3問 2 1 1 2 1
第4問 7 3 1 9 4
第5問 2 8 6 1 4

記述式

第6問
・カタカナ:リデュース(Reduce)
・言葉の意味:「縮小すること」、「抑制すること」
具体的な活動:今日の社会では、資源を大切にする循環型社会の構築に向けて、特に廃棄物を減らすことを目的としている。企業は無駄な包装や容器、パッケージなどの見直しや減量化に取り組んでいくことが求められる。

・カタカナ:リユース(Reuse)
・言葉の意味:「再使用すること」、「再利用すること」
具体的な活動:従来なら廃棄されてしまうものであっても、洗浄したり消毒したりすることによって再利用することができるのであれば、積極的に取り組んでいくことが求められている。企業としては、たとえば、ビール瓶など飲料水の効率的な回収ルートの構築などが求められる。

・カタカナ:リサイクル(Resycle)
・言葉の意味:「資源再生すること」、「再資源化すること」、「再生利用すること」
具体的な活動:今日の社会では、廃棄物や不用物を回収・再生し、再資源化、再利用すること。資源の有効活用および環境汚染防止のために重要である。企業としては、たとえば、雑誌や新聞、アルミ缶など回収した廃棄物を再生利用できるようにすることである。

第7問

(1)原則名:現在の商圏の潜在力の妥当性
説明:ある立地を前提とし、自店の扱う商品に対する商圏内の消費支出の総額と自店の占めうる割合を検討する。

(2)原則名:商圏の接近可能性
説明:商圏内の潜在能力をどれだけ自店に吸収できるかは、人々が近くを通り過ぎる可能性に依存する。

(3)原則名:成長可能性
説明:商圏内の世帯数や世帯構成の質的な変化などによって人口増加や所得上昇が期待できる商圏であるかどうかという問題である。

(4)原則名:中間阻止性
説明:居住地あるいは勤務先と従来の買物先の小売店、または商店街との中間に立地すると、顧客を途中でくい止めることができる。

(5)原則名:累積的吸引力
説明:同種の商品を扱う一定数の小売店は散在しているよりも、隣接あるいは近接して立地していることにより、販売額を増加させる。

(6)原則名:両立性
説明:補完関係にある商品を扱う大小2店舗が近接している場合、両店舗とも利用する顧客の発生率は正比例し、大店舗の販売額は小店舗の販売額に対する比率に反比例する。

(7)原則名:競争回避
説明:競争店との立地、性格、規模、形態を考えて立地を選択し、売上予測を行うとともに、将来、競争店が立地する予知も考慮する。

(8)原則名:立地の経済性
説明:立地を取得するコスト、あるいはリースして運営していくためのコストと、そこで実現可能な生産性を関連させて分析する。

(日本販売士協会作成のもの)※基本的には公式回答として考えて問題ありません。



1級販売士第38回過去問題(H23年2月16日)

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