販売士の本件は級別に傾向があるのでしょうか






トップページ » 2級販売士対策 » 3級販売士と2級販売士の出題傾向の違い

2級と3級の違いを把握して試験対策に活かす

3級販売士を取得合格してから2級販売士に挑戦される方も多いと思います。そこで、3級販売士と2級販売士の出題傾向・問題の内容をあらかじめ把握しておくことは今後の勉強の指針となる意味で有用です。まずは、3級販売士と2級販売士の違いを明らかにしておきます。

対象レベルの違い

最初に対象者のレベルの違いを再度確認しておきます。

  • 3級販売士:小売店舗運営の基本的な仕組みを理解し、販売員としての基礎的な知識と技術を身に付けている。売場の担当者などが対象
  • 2級販売士:小売業について、主として販売に関する専門的な知識を身につけ、ある程度の管理業務を遂行し、かつ部下を指導することができる。売場主任、部課長など中堅幹部クラスが対象

上記の想定レベルは日本商工会議所からの資料の抜粋です。

3級販売士のイメージとしては、入社3年目くらいまでの販売員・担当者です。一方、2級販売士は入社3年目以上の中堅クラスです。年齢的なイメージでは20代後半から30代前半くらいだと思われます。このレベルイメージを前提として問題が作成され、そして出題されることになります。

3級は基本、2級は応用

3級販売士と2級販売士の出題傾向は、簡単に言えば3級が基本で2級が応用です。

具体的には、

  • 3級販売士:用語を知っているかどうかがポイント
  • 2級販売士:用語を知っていて、その内容をしっかりと押さえているかがポイント

つまり、3級の場合には用語の記憶が重要になるのに対し、2級ではその用語を意味も含めて正確に理解しているかどうかが問われるということになります。

これは、対象者のレベルでもあったように、3級については入社3年目くらいまでの販売員・担当者を想定していますから、業務に必要な専門用語や一般常識的な知識を身に付けている程度の能力が要求されています。

一方、2級については、管理者クラスを想定していますから、意味を含めて専門用語を理解していて、それを部下に指導したり、自分で使いこなせる程度の能力が要求されていると言えます。

その意味で、当然ですが3級よりも2級の方が難易度は高いと言えます。

3級と2級の合格率

3級の合格率は平均するとおよそ60%で、2級はおよそ55%となっています。それほどの差はないように思えますが、3級は全員が初学者であるのに対し、2級は3級合格者が大多数です。

だとすると、3級に既に合格して一定の知識を持っている人が受験しても55%しか受からないわけですから、3級よりも2級の方が難しいと言えます。

3級と2級の勉強方法の違い

それでは、3級販売士の勉強方法と2級販売士の勉強方法とで何か違いはあるでしょうか?

答えは、基本的には違いはない、と言えます。2級を受験するうえで理解が重要だと言っても、特別な勉強方法が必要になるわけではありません。

そもそもどの資格試験でも同じやり方の勉強方法で合格することができます。2級販売士で要求されている理解度と言うのは極端に深いものではなく、3級+αのレベルです。

そのため、必要学習期間としては3級が1ヶ月でしたから、2級では2ヶ月を見ておけば十分だと思います。あとは、どのように勉強をするのか、さえ間違うことがなければ十分に合格できると言えましょう。



2級販売士第36回試験対策情報
本試験合格直前チェック
対策最新情報

販売士検定情報サイトNo.1

おかげさまで販売士の情報量No.1! 3級から1級まで対応しています。
2008年の運営開始から更新を続け、情報量が多くなっております。販売士合格へ向け有効にご活用いただくために、サイト内をゆっくり循環して散らばった宝の情報を掘り当ててください。基本的には、各級ごとに情報をまとめてあります。