最低でもこれは確認しておきたい科目別編






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2級販売士第36回本試験向け科目別最終チェック

2級販売士検定試験合格に向けて、最終的の押さえておく必要のある科目別の出題特徴や特性を整理しました。ハンドブックが改訂されてからは前回の第35回本試験が1回だけ行われただけですが、それなりに過去問に科目ごとの特徴が見れます。

基本的に、今回第36回の本試験においても過去の出題傾向を大きく変えてくるという可能性は考えにくく、その意味で第35回の傾向を踏襲するものと考えることができます。参考にしてみてください。

全体的傾向

全体的な傾向としては、既にハンドブックが先行して改訂され本試験も変更になっていた3級販売士の本試験内容とほぼ同じ形式の出題である。

具体的には、試験の出題方式や問い方などは全く同じといって良い。内容的にかなり似ているものが出題されているのも特徴で、まさに3級販売士の延長言った感覚となっている。

全科目とも出題内容の90%程度が新ハンドブックからの出題で、残り10%は3級販売士の用語を問うような問題が中心である。その意味で、3級販売士の合格者(新試験以後の者)および新3級販売士の受験者は2級販売士の勉強から開始した受験者よりも大きなアドバンテージがあると考えられる。

小売業の類型

3級販売士の延長からの出題も多く、取組み易いと想定されるが、第35回本試験では最も本試験受験者の平均点が低い科目であり、注意を要する。(本試験での平均点が低かった理由は、一番最初の科目であるため受験者の緊張が点数に反映した可能性もあるが、内容的に難易度が他の科目に比べて高いという可能性も否定できない)

特徴としては、統計問題が出題されていることである。第35回では2題出題されており、これだけで20%分の出題量である。商店街実態調査結果および商業統計調査結果から出題がされたが、商店街実態調査結果の問題は、そこそこ一般的知識で対応が可能であった。しかし、商業統計調査結果からの出題は、細かい数値的が内容を問うものが多く、対応が非常に難しい難問である。

これらの傾向が今後も続くかは分からないが、続くと言う前提で考えるならば、事前に対応が難しいという前提で考えておくしかない。統計問題は勉強の方法も難しく、また、いくらやっても点数が上がると言う保証はない。よって、手元にある問題集の統計問題をしっかりと押さえて、後は時系列の流れをある程度感覚的に把握しておけば十分である。(十分と言うのはそれで得点できるという意味ではなく、それ以上の最善の対策はない、という意味である)

時系列の流れの確認と言うのは、つまり、事業所数ならばだんだん減ってきているのか、あるいは増えてきているのか、と言うようなことを感覚的に把握しておけば良い。そうすれば、本試験で統計問題が出題されても、ある程度は感覚的に判断できるようになる。(例えば、事業所は基本的にどの業種も減少傾向なので、それを知っているだけで何点か取れる可能性がある)

いずれにしても小売業の類型については、統計問題は深入りせずに、それよりも最初の科目であり本試験では最も緊張することが想定されるため、できれば他の科目よりも用語や知識の確認をしっかりと行っておいた方が良い科目と言える。

マーチャンダイジング

3級販売士同様に、かなり出題内容に予想がしやすい科目である。具体的には、マーチャンダイジングサイクルやIT用語など、論点が明確である。そのため、3級販売士で繰り返し出題されているところを重点的にマークしておけば高得点が見込める。

特徴は、計算問題の出題比率が高いことである。第35回では、30%が計算問題で占められている。よって、計算問題の攻略が高得点の鍵となりそうだ。

計算問題は出題内容も予想可能なことから、問題集の計算問題をしっかりとこなしておけば十分である。計算式を覚え、実際に計算をできるようにしておくことが重要で、計算式をしっかりと押さえておかないと計算式そのものを選択させる問題が出題されると非常に混乱する可能性がある。

やればやっただけ伸びる科目であると想定できるので、まだ計算をそれほどこなしていない、あるいは計算を後回しにしていた人は今からでも重点的に行うことで得点を伸ばすことができる。

ストアオペレーション

第35回の本試験で受験者の平均得点が最も高かった科目である。その理由は、問題をしっかりと読めば感覚的に正解を導きやすい、つまり一般的な知識で対応できるような問題が多いことが原因と考えられる。

一方で、全科目の中で最もハンドブックからストレートに出題された問題が少ない科目でもある。にもかかわらず平均点が高いということから、文章をしっかり読むことで例え知らない知識を問う問題であっても正答を導き出すことが出来る問題が多いと言える。(ただし、かなり専門的な問題も出題されており、部分的にかなり難解なものも目立つ)

特徴としては、上記の他に一つの論点に絞って深く問われる傾向があると言うことである。第35回では、例えば陳列の中でもコーディネート陳列のみのフォーカスして細かいことを問う傾向があった。

このような部分的な論点を深く問う問題に対応することは、それについてかなり細かく広範囲に押さえておかなければ難しいが、今からそれを追いかけるのは困難である。また、深く問う内容であっても、部分的に易しい問題も含まれるため、全般的に広く浅く知識があれば全く得点できない、という状況は回避可能である。

そのため、部分的に深く問われたとしてもその問いの中で最低限の得点を得るために、広く用語や知識を浅くて構わないので整理しておくと良いと考えられる。

マーケティング

3級販売士の延長の問題が中心である。また、出題論点も3級に似ており、例えば商圏など3級販売士で繰り返し出題されている論点が多い。

特に特徴もなく、得点を伸ばすポイントとしてはマーケティング科目はカタカナ用語・米文字が多いため、用語をしっかりと把握しておくことである。中には紛らわしいものも多いため引っかかることのないように、予め用語の意味と内容を押さえておくことが重要になる。

問題集を普通に解いておけば、それほど神経質にならなくても良い科目と言える。

販売・経営管理

販売・経営管理科目は、免除科目となっていることからハンドブックのボリュームが少ないことが特徴である。免除をする受験者がどの程度いるのかは不明だが、免除をする受験者がいることは事実なので、出題もそれほど手の込んだ内容ではなく、基本的な知識を問うものが多い印象である。

特徴としてはマーチャンダイジング同様に、計算の比率が高いことである(第35回では30%分)。そのため、この科目を受験する人は、計算問題に対応できるようにしておく必要がある。第35回では計算問題というよりも、計算の公式を問う問題が多く、何となく覚えていた場合でも得点できる余地があった。

しかし、今後は計算式は知っている前提で実際に計算させる問題が中心になることが想定でき、公式を覚えるのは当然として実際に計算問題に対応できるようにしておく必要がある。

その他の内容は細かい論点が出題されている部分もあるので、まずは計算できっちりと点数を積み上げ、細かい法律などの知識の幅を広げるようにする。あとは一般的知識で解ける問題も結構多いので、計算+一般知識の問題で50点、その他細かい知識で対応できる問題を拾っていけば本試験で70点を確保することはできると思われる。



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