2級販売士第38回過去問「マーケティング（2）」
（平成22年10月10日）
第6問 顧客に対する訴求力（組み合わせ問題）
次のア～オは、小売店頭および店内における顧客に対する訴求力に関する事項である。
ア 来店率
イ 視認率
ウ 立寄り率
エ 注目率
オ 購買率
【文章】
１．消費者に商品を見やすく、選びやすくさせる力に左右される。
２．店内全体の見通しがよく、回遊しやすくする力に左右される。
３．販売活動に投入される人的経営資源の効率に左右される。
４．消費者を店内に呼び込む力に左右される。
５．売場において死に筋商品を排除し、新商品を投入する力に左右される。
６．買う気を起こさせる要因を働かせる力に左右される。
７．消費者を売場に近づける力に左右される。
第7問 売価設定方式（文章穴埋め問題）
次の文章は、小売業の売価設定方式について述べている。
小売業の売価設定方式には、市場価値や〔ア〕を基準としながらも、自店の業態や競争環境などに応じて種々の手法がある。たとえば、顧客の購買心理に働きかける売価設定方式として、〔イ〕や〔ウ〕などがあげられる。イは、たとえば、1,000円という売価を設定せずに、998円などに設定し、消費者に〔エ〕を与えるものである。また、ウは、特定少数の商品ではなく、売場の一定スペースの中にあるすべての商品の売価を引き下げることによってエを追求するものである。その他に、商品価格帯のレベルを統一することや、〔オ〕の数を絞り込み、売価の種類を減らす方法などがある。
【語群】
１．価格線
２．ドローシーレーンの法則
３．コスト
４．資本
５．ライリーの法則
６．実質的安さ
７．価格体系
８．イメージ的安さ
９．EDLP
１０．端数価格
第8問 マーケティング用語（正誤問題）
ア 統一ブランドとは、ひとつの企業の商品すべてに同じブランド名をつけることである。
イ 目玉価格とは、通常、数量制限を条件として仕入原価ぎりぎりの特別安い売価を設定することである。
ウ 顧客生涯価値とは、顧客が自店の固定客である期間に得られる利益のことである。
エ プロファイリングとは、膨大な量のデータから有用な事実や関係を発掘する手法のことである。
オ プロパープライスとは、値引きや廉売をして、小売業の定めた値入率を下げて、売価を設定することである。
第9問 マーケティングの業務用語（組み合わせ問題）
次のア～オは、マーケティング業務で用いられる用語である。
ア HEIB
イ PB
ウ CRM
エ SPA
オ SV
【文章】
１．商品企画から製造・販売まで一貫して行う衣料品専門店。
２．段ボールやカートンに印刷され、物流業務における仕分けや検品などに利用されるバーコード。
３．顧客情報の活用によって顧客の利便性と満足度を高め、良好な関係を築きながら長期間にわたり顧客を維持していく仕組み。
４．自店の経営方法などを他店と比較し、評価することによって、改善を行うプロセス。
５．企業内において、消費者の声を積極的に企業活動に反映させるための任務に当たっている専門職。
６．チェーンストアの形態をとる小売業などにおいて、店舗運営の監督・指導を行う専門職。
７．小売業が自主的に開発し、傘下の小売業などでも販売されるブランド。
第10問 市場調査（正誤問題）
次のア～オは、市場調査について述べている。
ア 市場調査は、情報の形態という観点から、資料分析、市場実査、テストマーケティングに分類される。
イ 市場調査の手法の一つである「留置法｣とは、調査対象者を一堂に集め、そこで調査票を配布して記入してもらい、面接する方法である。
ウ 市場調査の手法の一つである「実験法」とは、ある変数間の因果関係を調査するため、説明変数を操作し、被説明変数への影響を測定する方法である。
エ 家計調査は、総務省統計局が毎月実施している調査であり、サンプルは層化3段抽出法によって、全国から約8,000世帯が無作為に抽出される。
オ 市場調査の基礎資料ともなる「国勢調査」は、国内で発生した出生・死亡・死産・婚姻・離婚などによる人口動態を把握するための調査で、明治32年以降実施されている。
模範解答（各2点×5×5問）
| ア | イ | ウ | エ | オ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 第6問 | 4 | 2 | 7 | 1 | 6 |
| 第7問 | 3 | 10 | 2 | 8 | 1 |
| 第8問 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 |
| 第9問 | 5 | 7 | 3 | 1 | 6 |
| 第10問 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 |
2級販売士第38回過去問題（Ｈ22年10月10日）
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