第81回2級リテールマーケティング販売士過去問
「マーチャンダイジング(1)」(平成30年2月21日)
第1問 マーチャンダイジングサイクル(正誤問題)
次のア~オは、チェーンストアにおけるマーチャンダイジングサイクルについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 商品計画は、売場づくりのフローにもとづき、フェイシング→シェルフマネジメント→フロアレイアウト→フロアゾーニングのように、小さな業務から策定する。
イ 販売計画は、一般に、仕入計画にもとづき、1年を52週に分解した週間単位のものとして策定する。
ウ 仕入れ交渉は、一般に、本部でなく各店舗レベルで選定した仕入先企業の営業担当者と具体的な条件交渉を行い、実施する。
エ スペースあたりの販売効率を向上させる視点から、一般に本部が棚割を企画し、決定する。
オ 各店舗の販売動向に合わせて、同一の商品をそれぞれの店舗に投入する時期、数量などを計画的に調整する専門スタッフのことを、ディストリビュータという。
第2問 カテゴリーマネジメント(正誤問題)
次のア~オは、カテゴリーマネジメントの基本的原則について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア カテゴリーマネジメントの実施にあたっては、アイテム(品目)を戦略的事業単位としてとらえる。
イ カテゴリーマネジメントは、売上と利益を向上させるための戦略的プロジェクトであり、プロセスではない。
ウ カテゴリーマネジメントは、一般に、店舗ではなく本部で実行されて、初めて実績があがる。
エ カテゴリーマネジメントは、一般に、カテゴリーの定義と役割の設定→購買促進企画の作成→サプライヤーとのパートナーリング→メインターゲットの設定→業績の評価・分析の順に実施する。
オ カテゴリーマネジメントでは、製配販三層が協調することで、より大きな効果を得ることができる。
第3問 需要予測・自動補充システム(文章穴埋め問題)
次の文章は、需要予測・自動補充システムについて述べている。文中の〔 〕の部分に、下記に示すア~オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(15点)
需要予測・自動補充システムの1つに、連続補充方式である〔ア〕や、共同需要予測・補充である〔イ〕がある。
アは、小売業の店舗や物流センターの在庫管理を小売業が行なうのではなく、メーカーなど仕入先企業が管理する〔ウ〕の一方式である。またイは、小売業と仕入先企業が共同して需要予測を行うもので、〔エ〕とも呼ばれる。
こうした取り組みの基盤である「異なる企業間で、商取引のためのメッセージを、通信回線を介して標準的な規約を用いて、コンピュータ間で交換すること」を、〔オ〕という。
【語群】
ア 1.CPFR 2.DCM 3.SCM 4.CRP
イ 1.CRP 2.VMI 3.CPFR 4.JAN
ウ 1.VMI 2.EOS 3.SKU 4.CRM
エ 1.JMI 2.VMI 3.FSP 4.POS
オ 1.ITF 2.EDI 3.EOS 4.JOA
第4問 コープランド(正誤問題)
次のア~オは、コープランドによる消費財の分類とその特性について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 専門品は、一般に、粗利益率が高い一方、商品回転率は低い。
イ 買回品は、規格化された量産型商品が多く、粗利益率は最寄品や専門品に比べて相対的に低い。
ウ 消費者が最寄品を購買する際は、買回品や専門品に比べ、一般にブランドロイヤルティやストアロイヤルティが強く影響する。
エ 消費者が専門品を購買する際は、商品や店舗情報を収集するなど、一般に、最寄品に比べて商品購入の決定までに時間と労力をかける傾向がある。
オ 最寄品の代表的な商品には、衣服、家具、家電などがある。
模範解答
(各3点×5×4問)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |
第2問 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
第3問 | 4 | 3 | 1 | 1 | 2 |
第4問 | 1 | 2 | 2 | 1 | 2 |
第81回2級リテールマーケティング販売士過去問(H30年2月21日)
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