1級販売士過去問






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1級販売士第30回過去問「仕入計画と在庫管理」(平成15年2月19日)

第1問 (正誤問題)

[問題]

ア 小売業や卸売業が、再販売を目的として商品やサービスを購入することを仕入といい、自店の事業目的として使用する備品を購入することを調達や購買というが、官庁が商品を購入する場合は、一般的に調達するよりも購買の方がより多く利用される。

イ ストックルームの在庫管理は、小規模企業では販売部門が担当していることが多いが、大企業では総務部門が担当している場合もある。

ウ ベーシック・ストック・オーダー・リストでは、定番外商品として扱われる臨時商品や試験商品などは、当該リストの欄外に明記して、運用面で漏れのないようにする方法がとられる。

エ 工業製品と同様に、農林水産物についても、仕入に際しては数量割引が適用されるので、特定商品ごとの仕入数量を積極的に拡大し、平均仕入単価引き下げることが要求される。

オ 恒常商品の仕入において、季節商品と異なり、販売の変化に合わせて発注のタイミングを柔軟に割り出すとともに、発注量の頻繁な見直しを通じた商品の供給を行う必要がある。 

第2問 (文章穴埋め問題)

[問題] 売れ筋商品の仕入数量の割り出しに利用される[ア]データに基づく[イ]と[ウ]では、その分析結果のランクに基づいて、「積極的に仕入数量を拡大し、販売を強化すべき売れ筋商品」「重複を避け、品揃えの豊かさを確保するための維持すべき商品」「取り扱いについて積極的に再考すべき商品」に分け、[ウ]の対象となった商品については、短期間のうちに圧縮することが求められる。しかも、これらの分析結果は、売場における[エ]の大きさや陳列位置の割り出しに対応させることが望ましい。このような売場における商品陳列位置や販売什器のレイアウトを通じた店内での販売の魅力づくりを目指す活動は、[オ]の対象とされる。

[語群]
1 GMROI分析手法
2 POS
3 付加価値率分析
4 Z分析
5 フェイシング
6 POP
7 ABC分析
8 ユニット・コントロール
9 インストア・マーチャンダイジング
10 ゴンドラ・エンド

第3問 (正誤問題)

[問題]

ア 商品を店頭に陳列し、実際に売れた商品のみ自店の仕入に計上し、その金額をクライアントに手数料を含む仕入代金として支払うことは、委託仕入という。

イ モデル・ストック・プランでは、主に商品回転率の高い商品に注目しながら、その安定供給を仕入の面から確実に実現できるようにする必要がある。

ウ 総取扱商品高は、期首在庫高に仕入金額を加えたものから、仕入戻しと仕入割引及び仕入において支払った運賃諸掛の合計を差し引き、それに減耗費を加えて計算される。

エ 減耗額は、商品ロスともいわれるが、店員の過失で商品が破損してしまった場合でも、所定の伝票に記入して処理したものについては、その対象外とされる。

オ 現金割引では、一定期間後に、仕入代金の一部を売り手側から買い手側にリベートとして払い戻す代金割引リベートの形態に切り替えて支払われることもある。

第4問 (文章穴埋め問題)

[問題] 小売業が在庫管理を行う際に重要なのは、マージン管理と[ア]である。これらの2つを組み合わせたものが[イ]であり、それをアルファベットで示すと[ウ]となる。さらに、[ウ]は[エ]ともいわれ、通常はこの数値の大きなものから、品揃え対象として選ばれる。この[イ]は、粗利益額を原価表示の[オ]で除した結果をパーセントで表示することによっても計算される。

[語群]
1 商品投下資本粗利益率
2 平均在庫投資額
3 売上原価
4 ROA
5 交叉比率管理
6 GMROI
7 商品回転率
8 商品在庫投資管理
9 在庫投資収益率
10 自己資本管理

第5問 (正誤問題)

[問題] 

ア 金額による在庫統制技法の1つである売価還元法は、期末に売価で示された棚卸資産を原価に還元する方法である。税法上は、随時継続的に売価で評価する売価棚卸法ではなく、この売価還元法が用いられている。

イ プライス・ラインとは、異なるグループに属している商品やサービスを対象に、消費者が持つ値頃感ごとに分類された金額差のことである。

ウ 商品在庫帳は、商品在庫のダラー・コントロール手法の1つであり、主に仕入原価による継続的な在庫金額が計算され、売価による受け払いの記録は行われない。

エ 商品在庫帳において、値下げや売上値引きがあった場合は、引き下げられた金額に、「1-売価値入率」を乗じた金額を原価表示の在庫額から引いて計算する。

オ 現品棚卸による評価は、帳簿と手持ち商品の数量や品質を随時継続的に比較しながら、店頭で実際に手持ちに数量をチェックするので、一定期間の実際の在庫の動きに照らして帳簿高を常にチェックすることができる。

第6問 (記述-それぞれ3行で記載)

流行品や季節性商品の仕入数量の決定に関する留意点を情報ソースの特徴について、解答欄に簡潔に記入しなさい。

(1)仕入数量決定に関する留意点(3行)

(2)仕入数量決定に関する情報ソースの特徴(3行)

第7問 (記述-それぞれ1行)

単位による在庫統制のための現品棚卸法と商品検査表を用いると方法について、それぞれの内容及び長所、短所について、解答欄に簡潔に記入しなさい。

(1)現品棚卸法
①内容(1行)
②長所(1行)
③短所(1行)

(2)商品検査表を用いる方法
①内容(1行)
②長所(1行)
③短所(1行)

模範解答 (記述問題は省略)

 
第1問 2 1 1 2 2
第2問 2 7 4 5 9
第3問 2 2 2 1 1
第4問 8 1 6 9 2
第5問 1 2 2 1 2


1級販売士第30回過去問題(H15年2月19日)

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