第40回2級販売士過去問「マーチャンダイジング(1)」
(平成24年10月3日)
第1問 マーチャンダイジング(正誤問題)
次のア~オは、マーチャンダイジングについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。
ア AMA(アメリカ・マーケティング協会)におけるマーチャンダイジングの定義で規定されている「5つの適正」とは、企業のマーケティング目標を実現するのに最も適する商品、場所、時期、数量、陳列のことである。
イ 小売店におけるマーチャンダイジングの基本的プロセスは、仕入れて在庫するという業務活動を日々、繰り返すことである。
ウ マーチャンダイジング活動をPDSサイクルに当てはめると、Planには商品計画や仕入計画などが、Doにはディスプレイや棚割などが、そしてSeeには商品管理や価格設定などが該当する。
エ チェーンストアにおけるマーチャンダイジング・サイクルの一業務である「仕入計画」の策定は、通常、本部が行い、「価格設定」は店舗が行っている。
オ マーチャンダイジング・サイクルの一業務である棚割は、一定の棚スペースに陳列した商品を最も効率的、かつ、効果的に販売できるように、単品の配置を適正に規格化する業務のことである。
第2問 薬事法(文章穴埋め問題)
次の文章は、薬事法について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。
2009年6月1日、改正薬事法の施行によって、一般用医薬品は、〔ア〕などに応じて第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品に分類された。そのうち、第1類医薬品は〔イ〕でなければ販売することはできない。しかし、第2類医薬品と第3類医薬品については、同法の改正に伴い新設された制度で定められた〔ウ〕が常駐していれば、イでなくとも販売できるようになった。
一方、化粧品を製造または〔エ〕して販売する場合は、製造所または営業所ごとに、薬事法にもとづき〔オ〕の許可を受けなければならない。
【語群】
1.売り方
2.医師
3.登録販売者
4.経済産業大臣
5.リスク
6.厚生労働大臣
7.薬剤師
8.模倣
9.輸入
10.正規社員
第3問 商品の取扱面からみた一般的な商品類型(正誤問題)
次のア~オは、商品の取扱面からみた一般的な商品類型について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。
ア 取扱期間から商品を分類すると、定番商品、季節商品、流行商品、そして重点商品となる。
イ 定番商品は、一般的に、1か月から3ヶ月程度の期間にわたり、おおむね同じ売場で、同じ価格で販売するのが基本である。
ウ 定番商品は、流行商品よりも長い期間にわたって、1つの商品を継続的に補充発注するという特徴を持つ。
エ 季節商品は、夏物や冬物などのように、シーズン始めは定価で、後半からは価格を下げるという特徴を持つ。
オ 流行商品は、予想されるファッション・トレンドに適合するように単発的大量仕入と、それに伴う重点的販売活動を必要とする。
第4問 商品計画の作成および展開(組み合わせ問題)
次のア~オは、商品計画の作成および展開に必要な用語である。最も関係の深い文章を、右側から選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。
ア 販売効率
イ 交差比率
ウ 商品選定の基準
エ 商品分類の手順
オ 用品配置の手順
1.たとえば、一般用医薬品であれば風邪薬や胃腸薬などをクラス(品種)として設定し、ひき始めやこじらせた風邪などのサブクラス(副品種)へ、さらにひき始めの風邪は喉の痛みやくしゃみ・鼻水などのブランド別アイテム(品目)へ、そして錠剤または顆粒状や容量別などのSKU(単品)へと細分化する。
2.たとえば、飲料水などの品種をゴンドラごとに果汁入り飲料などでグルーピングし、ゴンドラごとに陳列する果汁入り飲料品目を用途や効能などからオレンジ系やグレープ系などでゾーニングし、さらに単品のフェイシングを行う。
3.商品販売の生産性を表す用語であり、粗利益率、坪当たり売上高、従業員1人当たりの粗利益高などがその指標となる。
4.個々の商品の顔に当たる部分を意味しており、推奨商品などを強く主張したいときに、その部分を顧客に向けてディスプレイする。
5.企業における現金の流入と流出の面から、財務の安全性を把握しながら経営する方法であり、減価償却費と留保利益の合計額が重視される。
6.ニーズ適合性、販売期待性、利益期待性といった側面がある。
7.商品の投資効率を示す指標の1つであり、一般的には粗利益率に商品回転率を掛けて求める。
第5問 マーケティング管理(文章穴埋め問題)
次の文章は、マーケティング管理について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。
マーケティング管理は、AMA(アメリカ・マーケティング協会)の定義では、「企業全体、または〔ア〕ごとのマーケティング活動を指揮し、〔イ〕することであって、それにはマーケティングの目的、〔ウ〕、計画ならびに戦略が含まれる。また、一般的にはそのなかに〔エ〕や計画遂行のための組織と、〔オ〕の編成およびマーケティング活動の遂行とイを含む。」となっている。
【語群】
1.統制
2.品ぞろえ
3.単品
4.製品開発
5.各部門
6.政策
7.スタッフ
8.顧客
9.育成
10.販売管理
模範解答(各2点×5×5問)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
第2問 | 5 | 7 | 3 | 9 | 6 |
第3問 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 |
第4問 | 3 | 7 | 6 | 1 | 2 |
第5問 | 5 | 1 | 6 | 4 | 7 |
2級販売士第40回過去問(H24年10月3日)
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