3級販売士第63回過去問「小売業の類型(1)」
(平成21年2月18日)
第1問 小売業の定義(文章穴埋め問題)
次の文章は、小売業の定義について述べている。
メーカー→卸売業→小売業→消費者という[ア]の最終段階に位置し、主として、[イ]を直接対象として商品を販売するものを小売業という。つまり、生産活動のために商品や設備などを購入する[ウ]や卸売業者に対してではなく、あくまで個人的に[エ]することを目的として商品を購入する[イ]に対して販売活動を行う。商業統計調査では、通常、年間販売額の[オ]以上を[イ]に販売している場合に、小売業と認識している。
[語群]
1 従業員
2 産業用使用者
3 レストラン
4 生産プロセス
5 流通機構
6 最終消費者
7 消費
8 購買
9 3分の2
10 2分の1
第2問 日本の小売業の構造上の特徴(正誤問題)
次の内容は、日本の小売業の構造上の特徴について述べている
ア 平成19年商業統計調査によると、日本の小売業の業種別事業所数は、「他に分類されない小売業」を除き、全ての業種で減少している。
イ 平成19年商業統計調査によると、従業者4人以下の零細小売店は、店舗数で小売業全体の約90%を占める一方で、売上高ではわずか15%を占めるにとどまっている。
ウ 小売業の過多性は、国土面積当たりの店舗数の多さ、あるいは、人口当たりの店舗数の多さによって示される。
エ 欧米と比較すると、単位面積、人口当たりともに、日本の小売店舗数は最高の店舗密度を示している。
オ 平成19年商業統計調査によると、全国の小売業の事業所数は、約113万8千店で、昭和57年の約172万1千店をピークに一貫して減少している。
第3問 生鮮食料品の特徴と流通の仕組み(正誤問題)
ア 生鮮食品は、青果、食肉、水産物の三つの分野、もしくは、それに調味料を加えて四つの分野に分類される。
イ 生鮮食品の第一の特徴は、食べる段階まで鮮度を一定に保つために、常温で流通する点にある。
ウ 生鮮食品の第二の特徴は、自然の影響を受けやすい生産環境にあるため、季節や自然現象などによる生産量の変動が大きい点にある。
エ 消費期限は、賞味期限と異なり、安全性ではなく味覚を保障するものである。
オ 中央卸売市場は、地方公共団体が都道府県知事の許可を受けて開設している。
第4問 卸売業の機能について(文章穴埋め問題)
卸売業の機能には、[ア]から商品を仕入れて小売業などに販売するという[イ]のほかに、商品の運搬を意味する[ウ]も含まれる。[ウ]とは、[ア]が生産した商品が消費者に届けられるまでの輸送、[エ]、荷役、ピッキング、加工、運搬、配送などを指す。かつて[ウ]は、[オ]や運輸業が中心となって行ってきたが、今日では複雑かつ高度化している。
[語群]
1 販売先
2 情報流
3 メーカー
4 リテールサポート
5 商流
6 値入
7 物流
8 保管
9 金融業
10 倉庫業
第5問 メーカーの流通チャネル政策(文章穴埋め問題)
間接流通チャネルとは、[ア]が介在するチャネルのことで、開放的流通チャネル政策、[イ]流通チャネル政策、排他的流通チャネル政策、の3つに大別できる。開放的流通チャネル政策を採用した場合には、卸売業者が水平的・[ウ]に複数介在するため、チャネルは[エ]なる傾向にあり、メーカーによる[オ]の度合いは小さくなる。
[語群]
1 管理
2 流通業者
3 革新的
4 リベート
5 委託業者
6 自律的
7 長く
8 短く
9 垂直的
10 選択的
解答例
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 5 | 6 | 2 | 7 | 10 |
第2問 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 |
第3問 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 |
第4問 | 3 | 5 | 7 | 8 | 10 |
第5問 | 2 | 10 | 9 | 7 | 1 |
3級販売士第63回過去問題(H21年2月18日)
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