3級販売士過去問






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3級販売士第65回過去問「小売業の類型(1)」
(平成22年2月17日)

第1問 欧米で誕生した店舗形態(組み合わせ問題)

次のア~オは、欧米で誕生した店舗形態に関する事項である。最も関係の深い文章を、下側から選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

ア 会員制ホールセールクラブ
イ キャッシュ&キャリー
ウ ネイバーフッドマーケット
エ ハイパーマーケット
オ ハード・ディスカウントストア

1.フランス最大手の小売業が開発した店舗形態であり、日常生活に必要な商品を総合化し、平屋建ての店舗に商品をまとめて、低価格でセルフサービス方式によって販売する大型店舗である。

2.現金卸と小売を併行する店舗形態であり、売上高で世界最大のアメリカの小売企業も展開している。

3.1952年にドイツの小売企業が開設したものであり、約500㎡の店舗に高回転の加工食品を主体に 600品目程度を絞り込み、低価格で販売する店舗形態である。

4.有名ブランド品や有名百貨店、専門店の在庫処分品などを幅広く仕入れて、市価の3~5割引で販売する小売業の店舗形態である。

5.レストラン、小規模食品店のような業務用需要者を対象に、会員制をとって、業務用の食品、非食品を現金で販売する卸売業である。

6.売上高で世界最大のアメリカの小売企業が1998年に開設した店舗形態であり、小商圏のスーパーマーケットである。生鮮・加工食品、日用雑貨など約3万品目を扱う。

7.何らかの理由があって正規の店舗で販売できないブランド品を処分するためにメーカー自らが開設した店舗形態である。

第2問 生産と消費に生じるギャップ(正誤問題)

次のア~オは、生産と消費に生じるギャップについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。

ア 情報的ギャップとは、「生産者が何を生産しているのか」、「消費者は何を欲しているのか」、「どこに行けば入手できるのか」などを意味している。したがって、情報的ギャップは、情報伝達によって埋められることになる。

イ 数量的ギャップとは、生産ロットと消費ロットが相違することで生じるギャップである。これを埋めるためにリスク負担・保険の機能が遂行されることになる。

ウ 時間的ギャップとは、生産されるときと消費されるときが同じではなく、異なることから生じるギャップを意味する。時間的ギャップを埋めるために輸送機能が遂行されることになる。

エ 市場経済に移行すると、生産者はもっぱら生産し、消費者はもっぱら消費するようになり、生産者と消費者は分化するようになった。こうした人格的なギャップを埋めるために、売買・取引や価格形成機能が遂行されることになる。

オ 質的ギャップとは、生産されるモノの質と消費されるモノの質とは必ずしも一致しないことから生じるギャップである。質的ギャップを埋めるためには、地域社会への貢献機能が遂行されることになる。

第3問 百貨店について(文章穴埋め問題)

次の文章は、百貨店について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

 百貨店とは、単一資本の経営によって多種多様な商品を〔ア〕して、〔イ〕を基本として販売する〔ウ〕であると定義できる。百貨店がチェーンストアと違う点は、基本的には〔エ〕ごとの運営であることである。百貨店は多店舗展開しているが、商圏内に集中して出店する〔オ〕ではなく、人口密度の高い都市に出店する方法である。

【語群】
1.高サービス
2.複数店舗
3.郊外立地
4.部門別管理
5.単品管理
6.大規模小売店
7.生産性の向上
8.店舗
9.ドミナント展開
10.専門店

第4問 垂直的マーケティングシステム(組み合わせ問題)

次のア~オは、垂直的マーケティングシステムに関する事項である。最も関係の深い文章を、下側から選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい

ア 管理システム
イ 企業システム
ウ フランチャイズシステム
エ ボランタリーチェーン
オ 製販同盟

1.特定企業の同一資本の下にチャネルの異なる段階が統合されているものである。たとえば、メーカーが反射を設置する場合などが該当する。

2.自社の商品の市場を可能な限り広範囲に拡大するために、できるだけ多くの流通業者に商品の取り扱いを進めていこうとするものである。

3.チャネルの異なる段階が大きなシェアや販売網といったパワーを有するチャネル・リーダーのもとに緩やかに結合されたものである。たとえば、ビールメーカーが酒類卸や酒類小売業を助成するシステムである。

4.たとえば、卸売業が取引先である小規模小売店を組織化して大規模小売業者と競争できるように支援するシステムである。

5.本部が独自の商品やサービス、または販売の仕組みを持っている場合、これを契約にもとづいて他社に提供するものである。

6.自社が不得意とする領域を補完する相手として協力し合う関係である、共同配送、在庫管理や情報の共有化、商品開発から生産、物流、販売まで発展している。

7.自社の商品を取り扱う流通業者を、販売量、代金決済能力、メーカーへの協力度合いなどの基準に基づいて選別して、制限しようとするものである。

第5問 アパレル流通の仕組み(正誤問題)

次のア~オは、アパレル流通の仕組みについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。

ア 一般的に、衣料品小売業の委託仕入れについては、買い取って商品の所有権は小売業者に移転するが、返品できない点が特徴的である。

イ 一般的に、衣料品小売業の消化仕入れは、売上げ仕入れとも呼ばれ、商品の所有権は小売業者が持ち、売価決定権も小売業者が持つ。

ウ 衣料品小売業の買取仕入れでは、小売業者は売価の決定を自由に行える半面、売れ残りのリスクはメーカー側が負うことになる。

エ SPAとは、アパレル企業の遂行してきた商品の企画や法制メーカーの発注までを小売業自身が行い、ものづくりに積極的に関与する衣料品専門店チェーンのことである。

オ 産元商社とは、国内外の商社、原糸メーカー・問屋などから注文を受け、自ら原糸を手配し、商品を作っている。

 解答例

 
第1問 2 5 6 1 3
第2問 1 2 2 1 2
第3問 4 1 6 8 9
第4問 3 1 5 4 6
第5問 2 2 2 1 1


3級販売士第65回過去問題(H22年2月17日)

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