客観式問題は本試験合格の得点源として考える






トップページ » 1級販売士対策 » 客観式問題の解き方

1級販売士の客観式(択一・選択式)は丁寧に扱うのがポイント!

この記事は、第36回1級販売士試験対策を想定して書かれていますが、現在も十分に通用します。1級販売士の勉強は今も昔も変わりありませんので、古い情報だと思わずに参考にしてください。実際に、当サイトの勉強方法により多くの方が1級販売士の合格を勝ち取っています。

1級販売士検定攻略の第一条件は客観式でみんなと同じレベルの点数を確保することです。ここでは、客観式問題で得点をしっかりと確保するための解き方をご紹介していきます。

客観式は合格のための最低条件

1級販売士検定のほとんどの受験生は客観式対策には多くの時間を割いています。つまり、ほとんどの受験生がそれなりの点数を獲得してくることになります。

ですから、それと同程度の点数を自分も獲得できれば基本的には十分です。従来の試験制度においては、過去問題が繰り返し出題されていましたので、「客観式では9割以上を得点する」というのが暗黙の前提としてありました。今回は試験試験内容に移行することもあって、決定的な対策が取れませんので8割を目安にすれば良いと思います。

新試験内容に伴って、1科目あたりの本試験実施時間が拡大されます。(40分→50分)それによって、客観式の出題数が増えることも想定されますが、現状では記述式の出題数が増えるのではないか?という説の方が濃厚です。いずれにしても、客観式については問題数に変動があっても特に対策は変わりません。

客観式は知っていることをサッサと片付ける

客観式については、「知識を問う」ものですから、基本的には知っているか知らないかの世界です。知っていれば解けますし、知らない問題はウンウン唸っても知らない、つまり、考えて分かるような問題ではありません。

ここが重要で、知らない問題は解くことができません。つまり、一瞬の判断でできるかできないかがほぼ決まります。ですから、まずは最初から順序通り問題を解いていくのが良いと思います。

そして、分かる(つまり、知っている)問題はサクサクとマークをしていき、できない問題は飛ばす。そして、一巡したら、できた問題のみマークシートにすぐに転記する。これは、後になって時間切れでマークできなかったという状況を回避するためです。この流れで1科目行い、次に同じ流れで2科目を行います。

そうすると、2科目とも自分が知っている知識のみがマークシートに転記されている状態になります。ここで、マークされた数を数えてみてください。

およそ8割以上あれば目的達成です。あとは、残りの客観式をある程度前後の文脈や自分のあやふやな知識の中から片付けて客観式は全て終了させます。

8割に満たない場合には、もう一度飛ばした問題を丹念に検討し、同じことを繰り返します。(2順目は、たぶんこれだろうという分かりそうな問題のみを解き、全く分からないのは飛ばします)そして、転記をして8割以上埋まっていれば残りの問題を適当に片付けて記述に移ります。

このように、客観式では分かる分からないが基本的にハッキリしていますから、サクサクやっていったほうが良いです。多くの受験生が記述式でどのくらい時間を取られるのか分かっていません。これは、独学での受験生が多いため、記述式の演習になれておらず、結構甘く見ている部分があるからです。記述式問題を解くためには結構時間が掛かります。

客観式問題はできるだけ時間を掛けずに片付けるのが理想です。ですから、客観式で満点を狙うのではなく、8割から9割を狙い、あとの分からないところは運任せで行くぐらいの覚悟が必要です。

正確さを保つ

客観式は、その採点基準の明確さから一問一問の重要性は高いです。ですから、サクサク進めながらも正確性を保って解くようにしてください。矛盾しているかのようにも思えますが、サクサク進むというのは、適当にこなすと言う意味ではありません。あくまで、記述式では予想以上の時間が掛かるという理解をした上で、客観式ではできる問題を正確性を持ってサクサク進めていくということです。ですから、どうしても分からない問題は飛ばして運試しというような発想も出てくるわけです。

正確性を保つためには、自分のファーストインプレッションを信じること。1級レベルになると、最初はこっちが正しいと思っていたのに、何回か問題を読んでいると他の選択肢の方が正しそうだ、と錯覚することがあります。これは、あなたの記憶を錯誤するために仕組まれた罠で、全く関係のないウソ解答がもっともらしくあたかも正しい解答のように書いてあるわけです。

つまり、作問者による罠ですね。本試験においては、自分の記憶のみを信じるしかありません。似たような内容で迷ったら、最初にイメージした解答を選んだ方が正答率が高くなることが分かっています。あまり惑わされないように注意してください。

マークミスに注意する

一問一問の重みが大きい客観式ですから、マークミスは許されません。試験終了間際に焦って行うのではなく、ある程度客観式の目処が付いた段階で早めにマークするようにしてください。マークの見直しをしている時間はほとんどないでしょうから、記入するときは2重で確認するなどの慎重さが必要です。

また、2科目を同時に100分で解く場合などは、マーク用紙の科目間違いに注意します。また、客観式はマークシートで記述式は別の解答用紙となることが想定されます。この場合、2科目同時実施の場合、4つの解答用紙が存在することになり、机の上がゴチャゴチャになりますから、くれぐれも間違えないようにしてください。

第一印象でこれだ!と思うものを正確性を持って選び、慎重にマークをする。これで8割以上行っていると客観式はほぼ万全です。8割未満の時はもう一巡して、知識を総動員して解ける問題を探しましょう。

なお、全く知らない問題(知識)が出る場合があります。過去の本試験でも多数ありました。この場合、焦る必要はありません。なぜならば、知らない問題であることはあなただけではありません。全ての受験生共通です。しかも、この手の問題は一般常識で解ける問題がほとんどです。無理に販売士検定に結び付けようとしない(つまり、ハンドブックの内容と思い浮かべない)方が解ける可能性が高くなります。

いずれにしても、記述式が後で控えていることをしっかりと意識して、客観式は取り組むようにしてください。



1級販売士の勉強戦略(基本)
1級販売士の本試験解答テクニック
1級販売士の出題形式

販売士検定情報サイトNo.1

おかげさまで販売士の情報量No.1! 3級から1級まで対応しています。
2008年の運営開始から更新を続け、情報量が多くなっております。販売士合格へ向け有効にご活用いただくために、サイト内をゆっくり循環して散らばった宝の情報を掘り当ててください。基本的には、各級ごとに情報をまとめてあります。