専門的な用語の暗記が苦手な場合どうするか






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用語が覚えらない。単語帳は必要ですか

回答: 特に必要ありません

覚えられないのはあなただけではありません。みんな同じです。

特に販売士検定の場合、カナ文字や英文字が多く出てきて、最初はそれを見ただけで凄い難しいイメージがあるようで、それだけで挫折する人もいるぐらいです。販売士検定は他の資格試験に比べて、特殊な用語が多いと言えることは事実でしょう。これは、経営に関する学問等は米国をはじめとした諸外国で発達したものであり、日本ではそれを取り入れていることがその理由です。

発想を転換する

用語を覚えるために、暗記帳や単語カードのようなものを作る人もいるようですが、それほど大きな効果を得ずに、放り出すことが多いです。理由は、「面倒だから」です。

最初は張り切って進めますが、だんだんめんどくさくなりますね。私も作ったことがあるので良く分かります。少しでも間違えると全部書き直したくなったり、自分の字が汚くて読めなかったり、最終的には「自分は一体何やってんだろ?」なんて思って全てを投げ出したくなります。

暗記帳や単語帳、単語カードなどを作ることは否定しませんが、その利用方法を良く考えてから行ってください。作ることが目的ではなくて、使うことが目的です。作っただけで満足している人もいますが、使わなければ何の意味もありません。

仮に、作ることによって、つまり、自分で実際に書くことによって覚えることができる、のであれば、何もカードや帳面につける必要はなく、ルーズリーフやノートに走り書きでガンガン書いたほうが効果ありますね。気も楽ですし、イラストでも書きながら遊び感覚で覚えることができます。

また、作ったのは良いけど、家でしか勉強しない人もあまり意味ないですね。単語カードというのは、どこでも見れることに意味があるわけで、つまり教材をコンパクトに整理するということです。電車やバスなど外で勉強したい場合にはペラペラめくるとそれなりの効果はありますが、家でしか勉強しないならば問題集やテキストを読んでいても同じですよね?

私は基本的には単語帳などは作る必要がないと思っています。それは、作っても使わない、作るのに時間がかかる、作る作業で満足してしまう、と言うのが多くの受験生に見られるからです。

そして、もう一つの理由。これが最大の理由ですが、それは、「覚えることを自らに義務化する」ということになってしまって、勉強をするのが嫌になるからです。誰でも、覚えなければいけないと思えば思うほど、嫌になってきますね。特に、販売士の場合、覚えることがたくさんありますから、それをわざわざ自分で強制することでやる気をなくしては意味がありません。

そこで、発想を転換するひつようがありますが、これは簡単です。つまり、用語なんてそんなに簡単に覚えられるものではない、ということをもう一度自覚することです。どうしてもこういう発想をすることが受験生は苦手なようで、自分は覚えられないから頭が悪い、だから合格できないなどという負のスパイラルに落ちることが多く見受けられます。

人間はそんなに簡単に覚えることができる動物ではありません。あなただって、「何回言えば分かるんだ!」と誰かに怒られたり、逆に怒鳴ってみることがあるでしょう。それでも、覚えられないものは覚えられない。それを覚えさせるためには、何回も怒られて、何回も怒鳴る必要があるわけです。

合格した人というのは、頭の良い人ではありません。同じことを繰り返し継続して行うことが出来る人です。ですから、覚えなければいけない、という発想から、覚えるのはそんなに簡単ではない、という考え方に切り替えることがまずは必要です。

そのうえで、何回も繰り返したいので暗記カードや単語帳を作るというのであれば、特に否定はしません。しかし、それは覚えることを常に強制化したり圧力を加えるためのものですから、あまりおすすめしません。

英単語は、その単語の羅列そのものに意味はありませんね。だから、強制的に覚えるというような暗記帳や単語カードなどが必要になります。単語の羅列そのものには意味がありませんからね。

しかし、販売士の勉強で出てくる「単語」はそれが英語であれば、英単語の頭文字の組み合わせと言うのがほとんです。つまり、販売士に出て来る単語や用語はその羅列自体が意味を持っているわけですね。

例えば、EDIという用語がありますが、これはElectronic Data Interchangeの略で、単純に和訳すると、電子データ交換です。企業間の取引で、情報を標準的な書式に統一して、企業間で電子的に交換する仕組み、それだけですよね。このようなものは、EとDとIの英単語の意味さえ知っていれば、何もあらたに自分で単語帳なんて作る必要ないですよね。

このような頭文字を使った用語がほとんどですから、頭文字の意味さえしっかりと押さえていればその内容までも覚えることができます。これは、別に強制的に暗記カードを作らなければ覚えられないというものではありません。

また、暗記カードを作ることが「自宅以外で勉強するためのツールを作るため」ならば、要するにテキストや問題が分厚く、かさばるので持ち歩くのが大変、ということですね。ならば、切り取ったらどうでしょう?正確には、バラバラに解体するのです。そうすれば、必要なページだけ持ち歩くことができます。

教材を解体するというのは、私は良くやります。問題集も1冊に複数科目が載っているものは、バラバラにしてみると、意外と1科目の内容は少なかったりします。それをバラバラにして、持ち歩いてたまに眺めていれば、暗記カードを持ち歩いているのと同じ効果がありますね。

バラバラにするのが嫌ならば、必要な部分だけコピーすれば良いでしょうし、携帯電話で写真撮影でもしておけば、どこでもその内容を見ることもできますね。

このように、いろいろ工夫すれば、何も自分でツールを作る必要はないのです。時間があるならば否定はしませんが、多くの人が限られた時間の中で勉強しているのが現状です。だとしたら、目的と手段を間違えないようにして効率化を図ることも販売士の合格のためには重要です。

目的は、合格すること。そのためには、用語を覚えなければならない。そのためには、用語をどうすれば覚えられる、または覚えやすいのか。その方法として、単語カードや教材をバラバラにするという方法がある。しかし、単語カードを作るのはそれだけで時間がかかる。ならば、それ以外に効率的な方法があるとしたら、やはり教材をバラしたりコピーすれば良い。でも、自宅でしか勉強しない人は、別にそのような必要はなく、教材をペラペラ見ていれば良い。

そして、できるだけ、用語の意味を把握するようにする。EDIならば、Electronic Data Interchangeの略で、なぜそれが必要なのかをイメージする。それを繰り返せば最終的には自然に覚えることができる。

覚えなければいけない、と思わない。それほど簡単に覚えらないのはみんな同じこと、繰り返すことで、必ず覚えられる。しかも、意識しなくても自然に覚えることができる。そのためには、毎日コツコツと問題を解く。これが、最終的なポイントだと思います。



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