過去問を徹底的に活用するのが合格の秘訣






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2級販売士の過去問の利用方法

回答:過去問題の利用方法は3つあります

2級販売士の過去問題の利用方法について、どのように利用したらよいのか分からないと言う質問がありましたので、ご紹介しておきます。

2級販売士の過去問題の利用方法としては大きく3つ考えることができます。どれも合格のためには、重要なものですから3つとも全て実行して、過去問題を有効に活用してください。なお、過去問題は本来であれば過去5回分ほど欲しいところですが、2級販売士については第35回以外の過去問題の入手が難しいこと、2級販売士のハンドブックが改訂され、第35回以前の過去問題はあまり役に立たないことから、第35回の過去問題1回分だけあれば十分です。

過去問題利用法 1.そのまま問題として使う

これは、いわゆる一般的な考え方ですが、本試験問題は過去の問題が繰り返し出題される傾向にあります。ですから、過去問題そのものを勉強する(覚える)ことで、本試験で同じような問題が出たときに点数を稼ぐことができるようになります。

この場合、過去問は一種の問題集と同じとみなして、何回か解くという作業を行います。最低でも3回は解いておきたいですね。そして、過去問題は特殊な論点を除き、必ず100%解けるようにしておいてください。2級販売士の第35回の過去問題は、それほど特殊な論点は出題されていませんので、全ての科目で全ての問題を解けるようにしておく必要があります。

過去問題利用法 2.傾向と視点を知る

これも、一般的な過去問題の使い方です。ただ、過去問題の中でもこの利用方法が重要にもかかわらず、あまり有効に使えていない人がいるようなので、少し具体的に説明してみます。

まず、傾向を知るということですが、これは、過去問題の出題から、次の本試験で出題されそうなものを予想したりするために使います。簡単に言えば、どのような内容が出題されているのかを把握するということです。

私の場合、ハンドブックの目次(章立て)に合わせて分析をしてみました。具体的には、ハンドブックが2級販売士の本試験の出題の基準になっていますから、ハンドブックの目次に沿って、実際に出題された内容をチェックして、どのような論点から出題されているのかを確認していきました。そのような作業をすることで、次に出題されそうな論点や出題傾向が分かるようになります。

この作業をみなさんがやる場合にはどのように行うかと言うと、おそらく2級販売士のハンドブックは持っていないですよね。ですから、2級販売士受験用の問題集で代用します。

過去問題の問題を1つずつ見ながら、問題集のどこから出ているのかチェックしていきます。具体的には、過去問題で聞かれている用語について、問題集で同じ用語を探して、その用語にマークをしたり、鉛筆で○でも付けておきます。そして、これを全ての科目、全ての問題について行っていきます。

こうすることで、自分が使っている問題集のどこら辺から実際に本試験で出題されているのか分かりますね。そして、本試験では同じような問題や内容が出やすいですから、その問題集にチェックされた付近の問題、例えば問題集の10ページの用語に○をしてあったとすれば、問題集の同じページに載っている用語が今度は出題される可能性が高い、などと予測できるわけです。

ポイントは、自分が使っている問題集のどこの部分から、実際に過去問題として本試験で出題されたのかを知ることは、問題集をこれから使っていく上で大変プラスになるということです。少なくても、重要な箇所は一目で視覚的に分かりますから。ポストイットを貼っておくという方法でも良いでしょう。

ただし、この作業は一つ欠点があって時間が掛かります。ですから、必ずやって欲しいとは一概に言えませんが、第35回の1回分ぐらいならそれほど時間が掛かりませんので、できればやって欲しいです。私が資格試験を受ける場合は過去10回分は遡って全てチェックします。それはもう、途方もない時間が掛かるわけです。しかし、やるだけの価値は保証します。1級販売士の受験の際も私は10回分ほど全てチェックしましたよ。

さて、あと一つ、視点という活用方法があります。これは、主題の聞き方、問われ方を把握しておくということです。みなさんが普段読んでいるあるいは解いている問題集は、本試験を作る人が作った問題ではありませんね。

問題というのは、作る人によって聞き方や問われ方、言い回しなどに癖がでます。これは、必ず出ます。ですから、問題集だけを解いていて、いきなり過去問をやったりすると、何ともいえない違和感を感じたり、解きにくく感じたり、難しく感じることがあります。

これは、問題の出題の視点が同じでも、その言い回しや独特な聞き方などによって、受験者が受ける印象が異なるためです。一般的に、本試験の問題の方が言い回しは硬いですね。具体的には、なになにせよ。とか、なになにを選べ。とか。

しかし、問題集は比較的やわらかく作られているので、なになに選んでください、などの言い回しになっていることが多いです。ですから、本試験で違和感を感じないように、過去問題を使って言い回しも押さえておく必要があるのです。

また、出題の視点を微妙に違います。過去問題と問題集でも異なりますし、実は過去問題の科目ごとでも違います。これは、本試験問題を1人の人が作っているわけではないことのあらわれだと思いますが、科目ごとにも特徴がありますから、チェックしてみてください。

視点というのは、例えば穴埋め選択問題がありますね。その場合、どこを抜くか(空欄にするか)は問題を作る人の視点によって変わってきますね。また、用語と内容を一致させる選択問題では、ダミーの肢にウエイトを置いて紛らわせようとするのか、あるいは内容の文章を複雑にして選びにくくするのか、2つの方法がありますが、これにも特徴があります。

いずれにしても、本試験を作っている人はおそらく次の試験も前回の問題を作った人と同じだと想定できます。だとしたら、過去問題と同じような言い回しで、同じような視点で出題されるはずですから、本試験でびっくりしないように今のうちから言い回しに慣れておく必要は最低限あります。

過去問題利用法 3.時間配分を知る

2級販売士の場合、それほど深く考える必要はありませんが、本試験で時間切れになってしまったら、合格は難しいですよね。

ですから、事前に一通り時間を計って問題を解くことで、本試験の実際の時間感覚を把握しておく必要があります。具体的には、実際に時間を計って過去問題をやってみる。2級販売士の場合、1科目ずつの実施ではなくて、例えば小売業の類型とマーチャンダイジングの2科目を合わせて90分で実施するわけです。

問題集だけを解いていると、まとまった問題を時間を計って行うということはほとんどしません。ですから、本試験では時間感覚が分からずに、時間切れとなってしまうことが多いのです。(ただし、このような傾向は記述式や論文式、計算問題が大量にある場合などが該当しますから、2級販売士の場合にはそれほど時間切れということは考えにくいです)

ある程度問題が出来るようになった段階(本試験1週間前ぐらい)で構いませんので、最低でも1回は時間を計って90分の感覚を掴んでおいてください。仮に、それでやってみたら時間が不足した人は、もっとスピードを速める必要があります。

また、時間調度くらいだったと言う人もスピードを速める必要があります。本試験では見たことのない問題も出てきますので必然的にスピードは落ちますから、今の段階でピッタリでは残念ながら遅いですね。理想としては、2科目で60分くらいで終わるようになっていれば良いですね。だいたい私は本試験の時間の半分くらいでできるように仕上げます。

ただし、早く終わっても出来が悪ければ意味がありませんから、今の段階ではしっかりと問題を読んで、確実に正答することを重要視して、最終的に本試験の時間よりも早く解けるようにしておくという状況に持っていければ良いでしょう。

以上のように、3つの使い方が過去問題にはあります。他にも使い方はありますが、2級販売士の過去問題の使い方としてはこの3つで十分です。どれも、それなりに実行するためには時間が掛かりますが、効果は大きいものです。上手くスケジュールを組んで実行してみてください。



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