3級販売士過去問

第1問　経済産業省の商業統計調査における小売業の定義（文章穴埋め問題）

次の文章は、経済産業省の商業統計調査における小売業の定義について述べている。文中の〔　〕の部分に、下記に示すア～オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

　商業統計調査では、主として次の業務を行う事業所を小売業と定義している。
①　〔ア〕または家庭用消費者のために商品を販売する事業所
②　商品を販売し、かつ、同種商品の〔イ〕を行う事業所
③　自店で製造した商品を〔ウ〕で〔ア〕または家庭用消費者に販売する事業所
④　主として、〔ア〕または家庭用消費者に〔エ〕を行う事業所
⑤　ガソリンスタンド
⑥　〔オ〕に少量または少額に商品を販売する事業所

【語群】
ア　1．医療用　2．業務量　3．製造用　4．個人用
イ　1．修理　2．配送　3．包装　4．宣伝
ウ　1．低価格　2．その場所　3．海外　4．インターネット上
エ　1．無店舗販売　2．卸売　3．情報提供　4．委託販売
オ　1．加工業者　2．独占的　3．産業用使用者　4．週末

第2問　日本の流通構造の特徴および消費者の購買習慣（正誤問題）

次のア～オは、日本の流通構造の特徴および消費者の購買習慣について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。（15点）

ア　日本の流通構造の特徴は、欧米先進諸国と比較して、「零細性」、「過多性」、「多段階性」と形容されてきた。

イ　流通構造の過多性とは、小売店舗全体に占める大規模小売店舗の割合が高いことを意味する。

ウ　日本の流通構造は、卸売業が介在する流通システムが主導しており、欧米先進諸国に比べてW/R比率が高い。

エ　W/R比率とは、流通構造の多段階性を示す指標である。

オ　日本の消費者の日常的な食品購買習慣としては、生鮮食品をまとめ買いするので、購買頻度が低いことが特徴である。

第3問　小売業のプライベートブランド（PB）商品（正誤問題）

次のア～オは、小売業のプライベートブランド（PB）商品について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。（15点）

ア　一般的に、PB商品よりもNB商品のほうが、小売業の獲得する粗利益率が高い。

イ　PB商品の開発方法には、仕様書発注企画、ダブルチョップ、OEMなどがある。

ウ　ダブルチョップによるPB商品開発メリットの一つは、メーカーのネームバリューを活用した販売力向上がはかれることである。

エ　ダブルチョップとは、メーカーと卸売業の企業名をPB商品に連名記載する方法である。

オ　OEMとは。百貨店固有のPB商品開発方法である。

第4問　青果物の卸売市場流通（文章穴埋め問題）

次の文章は、青果物の卸売市場流通について述べている。文中の〔　〕の部分に、下記に示すア～オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

　国内で収穫される青果物の多くは農家で生産され、収穫物の多くが各地の〔ア〕などの出荷団体に運ばれる。
　出荷団体には〔イ〕が設置されており、そこで品質ランクやサイズ別に分けられて包装される。
　その後、包装された青果物は卸売市場に入荷され、〔ウ〕や買参人が参加する〔エ〕にかけられて初めて売買価格が決定される。
　売買価格は、〔オ〕と供給のバランスで変動し、〔オ〕が供給よりも大きければ高値傾向、小さければ安値傾向になる。

【語群】
ア　1．商店街振興組合　2．農業共同組合　3．労働組合　4．卸商業組合
イ　1．トレーサビリティ　2．日本標準商品分類　3．食糧管理制度　4．撰果場
ウ　1．保証人　2．仲買人　3．消費者　4．総合商社
エ　1．競売　2．計量器　3．判定　4．選別機
オ　1．仕入　2．収穫量　3．需要　4．相場

解答例

第1問：各2点×5×1問
第1問以外：各3点×5×3問

リテールマーケティング3級販売士第76回過去問（H27年7月11日）

• 第76回　小売業の類型（1）
• 第76回　小売業の類型（2）
• 第76回　マーチャンダイジング（1）
• 第76回　マーチャンダイジング（2）
• 第76回　ストアオペレーション（1）
• 第76回　ストアオペレーション（2）
• 第76回　マーケティング（1）
• 第76回　マーケティング（2）
• 第76回　販売・経営管理（1）
• 第76回　販売・経営管理（2）