警察官(道府県警)採用試験
1.試験分析
公務員試験の概要(受験者の傾向)
市民の平和を守る警察官。特に説明の必要はないだろう。
警察官といっても、大きく3つの試験種がある。1つは、国家公務員1種・2種試験に合格して、検察庁に採用されることで警察官になるコース。もう一つは、各都道府県人事委員会の警察官採用試験に合格して警察官になるコース。また、東京都の警察官についてのみ、警視庁警察官として採用が行われる。
ここでは、道府県によって実施される警察官試験をご紹介しておこう。いわゆる、県警、県警察などと略されている警察官試験である。
難易度・受験倍率
難易度は道府県ごとに異なる。また、試験区分も、大学卒業程度と高校卒業程度などに区分されているが、区分についても道府県により様々。さらに、募集時期も様々で、年に1回ではなく、通常は年に2回、3回と実施されている。一般的に難易度は「採用人数」により大きく左右される。採用人数の変動が大きいというのが警察官の特徴であるが、受験年度に採用人数が多いかどうかは運の世界ともいえる。
臨時募集などという枠もあり、県警を目指している人は常に最新の情報を押さえておく必要がある。また、道府県によっては大量採用を行うこともあり、受験倍率も大きく変動することがある。タイミング的な要素も重要な試験であると言える。
2.試験情報
受験資格
各都道府県によって異なるが、おおむね、
①大学卒業者(卒業見込みを含む)、②短大または高専卒業者(卒業見込みを含む)、③高校卒業者(卒業見込みを含む)などに分けて試験を行っている。
年齢は男女ともおおむね17歳以上30歳未満とするところが多い。日本国籍であることは共通している。
試験区分
大学卒業程度、短大卒業程度、高校卒業程度の試験区分がある。
自治体によって「上級・中級・初級」、「Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類」、「A、B、C」などと名称が異なる。
試験科目(大卒者の場合)
各都道府県によって異なるが、おおむね、
①教養試験(択一式、上級専門試験は記述式)、②論(作)文試験、③適正検査、④人物試験、⑤身体検査、⑥体力検査などを、1次試験と2次試験に振り分けて行っている。
なお、身体検査による男子の合格基準はおおむね次のとおり
①身長160cm(女性は154cm)以上、②体重48kg.(女性は45kg.)以上、③胸囲78cm以上、④視力は両眼とも裸眼で0.6以上。または両眼とも裸眼で0.1以上あって矯正視力が1.0以上、⑤色覚正常、⑥関節、五指の運動が職務遂行に支障がない
申込期間
1次試験日の約2ヶ月前から50日間くらい
試験日
各都道府県によって異なるが、通常は年に2~3回ある。その他、臨時で行う場合もある。
試験地
各都道府県で指定する試験場
合格発表
2次試験日から約2ヵ月後
おすすめの公務員受験予備校・公務員専門学校
国家公務員
国家公務員(専門職・特別職)
- 労働基準監督官
- 国税専門官
- 財務専門官
- 裁判所職員(総合職・一般職)
- 国立大学法人等職員
- 国立国会図書館職員(総合職・一般職)
- 防衛省専門職員
- 航空管制官
- 法務省専門職員
- 外務省専門職員
- 衆議院事務局職員
- 参議院事務局職員
地方公務員
警察官・消防官
初めての方へ
当サイトは膨大なコンテンツがあります。超高確率合格法では短期合格のノウハウを紹介していますので、全てお読みになることをオススメします。
公務員や販売士検定を狙っている方は、そのままコンテンツページを参照していただいて大丈夫です。
サイトの全体像はサイトマップを参照してください。