公務員面接試験対応策総合編

公務員面接試験は、ある意味最後の砦です。

それは、極端な話、自分の将来を左右するぐらい受験生によっては人生の分岐点とも言える重大な局面です。

そこで、公務員面接試験においての準備段階や、面接試験実施段階まで含めた全般的なポイントを整理しました。

まずはこのチェックポイントに目を通して、面接で自分自身をしっかりとアピールできるように意識を高めてください。

1．面接とはコミュニケーション

公務員面接試験だけではなく、全ての面接試験に共通していること、それは、「面接試験はコミュニケーションが重要」になると言うことです。

受験者及び面接官のいずれも同じ目線で、面接の時間を共有することが必要です。自分の試験をしっかりと言うことはもちろん必要ですが、相手がいるということを忘れないことが重要です。その意味で、面接官の発言（質問）もしっかりと聞く姿勢が大切になり、独りよがりの勝手な解釈はしないようにします。

普段から人との会話にも気を付けて、コミュニケーションを前提とした会話ができるように心がけを行うようにしてください。

2．明るく元気に

面接試験では、人柄を見られます。コミュニケーションをしっかりと行う前提として、明るくハキハキとした対応が必要です。

モゴモゴと小さい声で面接を受験した場合、その発言や主張がどんなに良いものでも、面接官には全てが伝わりません。明るく元気に、そして自信を持って発言をするようにしてください。

3．簡潔明瞭に答える

限られた時間で行うのが面接試験です。公務員試験における個別面接の場合、長くても30分です。30分と言うのは長いような気がするかもしれませんが、自分自身をアピールする時間としては決して長いとは言えません。

この場合、無駄な話を挟んでしまったり、ダラダラと質問に答えたりしてしまっては、面接官に対して最も主張したいことが伝わないことになってしまいます。ビジネスの現場でも求められますが、「結論的な部分から先に話す」と言うことを徹底してください。

不十分な回答の場合には、面接官から追加の質問が入りますが、これは別に問題ありません。面接はコミュニケーションですから、面接官とのやり取りも評価のうちなのです。

4．自分の考えを話す

特に志望動機は重要ですが、たまに「本から抜き取った内容」であったり、「人のもの」を志望動機として発言する受験生がいます。これは、面接官に見抜かれると思ってよいでしょう。

志望動機は突っ込まれることも多いので、自分の考えでないことはNGです。暗記するなどもってのほかであり、しっかりと自分の中に明確に形を持っておく必要があります。

誰一人として同じ志望動機は存在しません。それは面接官も重々承知していますから、敢えて難しい言葉や表現を使う必要もありません。自分自身の考えを、自分自身の言葉でしっかりと表現することが需要なのです。

5．焦らない

面接は誰でも緊張するものです。「緊張しないようにしよう」と考えると余計に緊張します。面接官も、受験生が緊張していることは分かっていますから、それで減点になると言うことはありません。

ただし、緊張のあまり焦って、早口で話してしまったり、声が小さいと言うことになれば、低い評価となっても文句は言えません。

まずは「緊張しても良い」という前提を置いてしまいましょう。そのうえで、「緊張するのだから、落ち着いて一つ一つを確実にこなそう」というように考えかを転換するようにしてください。

6．考え抜く

何の準備もせずにいきなり面接に行っても上手くできるということはほとんどありません。しっかりと準備をして、面接に備える必要があります。

そのためには、自分自身を分析したり、志望先の情報を集めたり、やることはたくさんあります。頭が混乱するほど多くの情報は必要ありませんが、いずれにしても集めた情報を自分なりに整理し、そこに自分の考えを加えて面接で「自分の意見」として主張できるようにしておくことが大切です。

面接準備は1次試験が終わればすぐに開始することができます。いきなり合格通知が来て、3日後に面接試験となっても万全の体制で臨むことができるように、早めに考え抜いておくという作業を行っておきましょう。

7．自信を持つ

公務員試験の面接試験は本当に最後の勝負です。面接試験まで辿り着いたと言うことは、高い倍率である筆記試験を乗り越えた証拠です。

自分に自信を持ちましょう。あなたなら合格はすぐそこなのですから。

あまりに自信過剰になるのも問題ですが、自信のない発言は面接官にとって「不安」や「不信」を与えかねません。堂々と、自信を持って自分をアピールするようにして下さい。