2級販売士過去問

第1問　（文章穴埋め問題）

[問題]　次の文章は、小売業と消費者間の売買契約について述べている。

　小売業と消費者間の売買契約を取引に関する法律的視点で見ると、3つの性格を持っている。売買契約は、代価の支払いを伴うから[ア]契約であり、また、小売業には商品などの[イ]義務、消費者には代金の支払義務がそれぞれ伴うので、[ウ]契約である。さらに、両者の[エ]のみによって契約が成立するので、[オ]契約でもある。

[語群]

1　請求
2　回収
3　諾成
4　保証
5　双務
6　引渡
7　仕入
8　有償
9　合意
10　責任

第2問　（正誤問題）

[問題]　次のア～オは、プリペイドカード、クレジットカード、デビットカードについて述べている

ア　プリペイドカードは、「前払式証票の規制等に関する法律」（前払証票法）によって、発行などの業務の適正な運用と信用が確保されている

イ　プリペイドカードを発行することは、事業者にとって代金回収の迅速化や合理化、前受金の運用利益などのメリットがある

ウ　消費者が、小売店頭で信販会社発行のクレジットカードを利用した場合、その小売業に対して信販会社から商品代金が立替払いされる

エ　信販会社が発行するクレジットカードによる取引は、信販会社と販売業者（カード加盟店）の二者間で一切の取引関係が完結する

オ　デビットカードは、クレジットカードと同様に与信機能を持ち、カード利用者は代金の後払いや分割払いができる

第3問　（組み合わせ問題）

[問題]　次のア～オは、経営分析について述べている

ア　「売上高＝変動費＋固定費＋利益額」の算式を基本形として分析する
イ　流動比率、固定比率、固定長期適合率、自己資本比率などを分析する
ウ　売上高に対する売上総利益率、営業利益率、経常利益率などを分析する
エ　売上債権回転率、仕入債務回転率、棚卸資産回転率などを分析する
オ　売上増加率、利益増加率、資本増加率などを分析する

[語群]
1　収益性の分析
2　成長性の分析
3　効率性の分析
4　損益分岐点分析
5　ポートフォリオ分析
6　安全性の分析
7　企業価値分析

第4問　（正誤問題）

[問題]　次のア～オは、販売に関連する法令について述べている

ア　消費者基本法においては、事業者の責務を規定して消費者を保護することにとどまらず、消費者の自立を促している

イ　消費者契約法では、事業者による「不実告知」「断定的判断の提供」「不利益事実の不告知」などの行為で消費者が困惑して契約を結んだ場合、消費者は意思表示を取り消せることを規定している

ウ　特定商取引法の対象となる取引類型には、「通信販売」「移動販売」「連鎖販売取引」「電話勧誘販売」「特定継続的役務提供」「業務提携誘引販売取引」など6類型ある

エ　高額商品や耐久消費財の販売においては、景品表示法で保証書を発行することが規定されている

オ　景品表示法では、一般懸賞によって提供できる景品類の最高額について、取引価格が5,000円未満の場合は10万円まで、5,000円以上の場合はその20倍まで、と規定している

第5問　（文章穴埋め問題）

[問題]　次の文章は、個人情報保護法について述べている

　個人情報保護法では、個人情報を以下の3つに分類している
①個人情報
生存する個人に関する情報で、[ア]の個人を識別できるもの
②個人データ
個人情報データベースなどを構成する個人情報のことで、たとえば顧客名簿や[イ]などが該当する
③保有個人データ
個人データのうち、[ウ]、訂正、利用停止の権限を有し、[エ]を超えて保有する情報のこと
また、個人情報取扱事業者に該当するのは、個人情報を[エ]以内に一度でも[オ]を超えて事業の用に供したことがある者、と規定されている

[語群]
1　不特定多数
2　携帯電話
3　開示
4　特定
5　消滅
6　1,000人
7　5,000人
8　6ヶ月
9　1年
10　メールアドレス帳

模範解答（各2点×5×5問）

	ア	イ	ウ	エ	オ
第1問	8	6	5	9	3
第2問	1	1	1	2	2
第3問	4	6	1	3	2
第4問	1	2	2	2	2
第5問	4	10	3	8	7

2級販売士第36回過去問題（Ｈ20年10月1日）

• 第36回　小売業の類型（1）
• 第36回　小売業の類型（2）
• 第36回　マーチャンダイジング（1）
• 第36回　マーチャンダイジング（2）
• 第36回　ストアオペレーション（1）
• 第36回　ストアオペレーション（2）
• 第36回　マーケティング（1）
• 第36回　マーケティング（2）
• 第36回　販売・経営管理（1）
• 第36回　販売・経営管理（2）