2級販売士第36回過去問「小売業の類型(1)」
(平成20年10月1日)
第1問 (文章穴埋め問題)
[問題] 各国の小売業の構造的特徴をあらわす指標の一つに、販売額における上位集中度がある。上位集中度とは、その国の売上上位を占める大手小売業の[ア]の市場全体におけるシェアをみるものである。たとえば、IGDが発表した”global reteailing 2003”によれば、世界各国の食料品小売販売額に占める上位3社集中度が最も高かったのは[イ]であり、日本は9%で14位であった。日本が14位になっている主な要因については、[ウ]にもとづく大型店の出店規制が存在したことや、[エ]当たりの店舗数が多いこと、そして、年間売上高130億円以上の[オ]が140社程度存在すること、などが指摘されている。
[語群]
1 フランス
2 大規模小売店舗法
3 人口
4 小売商業振興法
5 年間販売額
6 GDP
7 スイス
8 スーパーマーケットチェーン
9 グローバルチェーン
10 累積販売額
第2問 (正誤問題)
[問題] 次の文章は、フランチャイズチェーンについて記述したものである。(正しいものは1を、誤っているものは2をマークせよ)
ア (社)日本フランチャイズチェーン協会の2006年度統計調査によれば、日本のフランチャイズチェーンの売上高は、30兆円を上回る。
イ (社)日本フランチャイズチェーン協会の2006年度統計調査によれば、1チェーン当たりの平均店舗数が最も多いのは、CVSチェーンである。
ウ 通常、フランチャイズフィーとは、ロイヤリティと経営指導科の2本立てである。
エ フランチャイザーのメリットの1つは、フランチャイジーが保有する資本を活用することで、急速な多店舗展開が可能となることである。
オ フランチャイザーのデメリットの1つは、店舗の再配置を行うことがレギュラーチェーンの場合よりも難しいことである。
第3問 (図表穴埋め問題)
[問題] 次の図は、流通チャネルにおける結合産出プロセスと結果を示している。
[語群]
1 人材の確保・育成
2 営業体制整備
3 事業多角化
4 経路販売額
5 ジャストインタイム
6 メーカー価格
7 調達のグローバル化
8 製品差別化
9 生産設備の増強
10 小売価格
第4問 (正誤問題)
[問題] 次の文章は商店街の組織と取り組みについて述べたものである。
ア 平成18年度商店街実態調査報告書によると、商店街における小売店の廃業理由で最も多かったのは、「大型店の退店」によるものである。
イ 平成18年度商店街実態調査報告書によると、商店街が実施しているハード事業の中で最も多いのは、「防犯設備の設置」である。
ウ 平成19年度現在、全国に約4,000の商店街振興組合が存在する。
エ 事業協同組合の設立要件は、「4人以上の事業者が参加すること」である。
オ 商店街の法人形態としては、商店街振興組合、商店街振興組合連合会、事業協同組合、事業協同組合連合会などがある。
第5問 (文章穴埋め問題)
[問題] 次の文章は、流通にともなう金融について述べたものである。
代金の[ア]と可能とすることで商品の流通を促進する効果を持つ流通金融は、企業間流通金融(BtoB)と、企業と消費者との間の流通金融(BtoC)とに大別される。前者には、[イ]や掛売り、割賦払いなどの企業間信用や[ウ]などが含まれる。一般的に、[ウ]は、設備投資などに利用されることが多い。後者には、商品を販売する企業が消費者の代金支払いに対して期間猶予を与える[エ]と、金融機関が消費者に対して分割払いなどの期間猶予やキャッシングサービスを行う[オ]がある。
[語群]
1 所得
2 手形
3 イニシャルフィー
4 販売信用
5 リース
6 ロイヤルティ
7 消費者金融
8 引渡し
9 先納
10 後払い
模範解答(各2点×5×5問)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 10 | 7 | 2 | 3 | 8 |
第2問 | 2 | 1 | 2 | 1 | 1 |
第3問 | 8 | 2 | 4 | 10 | 6 |
第4問 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |
第5問 | 10 | 2 | 5 | 4 | 7 |
2級販売士第36回過去問題(H20年10月1日)
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