2級販売士過去問






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2級販売士第39回過去問「小売業の類型(1)」
(平成23年10月5日)

第1問 フランチャイズチェーンに関する用語(組み合わせ問題)

次のア~オは、フランチャイズチェーンに関する用語である。最も関係の深い文章を、右側から選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

ア フランチャイジー
イ フランチャイズシステム
ウ テリトリー制
エ オープンアカウント
オ ロイヤルティ

[語群]
1.多数の同業者が個々の独自性を維持したまま連携し、仕入、保管・配送、販売促進などを共同化することによって、大規模小売店と同様の規模の利益を得ることを目指す連鎖化組織のシステムのことをいう。

2.本部と加盟店との間で発生するさまざまな債権債務について、それを相殺する勘定を設定して会計処理を本部が行う仕組みのことをいう。

3.商品またはサービスの供給の見返りとして一定の対価を支払い、事業に必要な資金を投下してビジネスを行う事業者のことをいう。

4.本部との契約後に継続的に加盟店が本部から供給される、ノウハウ、経営管理、指導、宣伝・広告などに関わる費用のことをいう。

5.本部にとっては経営資源が限られる中でも急速な事業拡大が可能であり、加盟店にとってはその事業に関する経験や知識をあらかじめ持っていなくても、店舗経営が可能となるシステムのことをいう。

6.他の事業者との間で契約を結び、サービスマークなどを用いて同一のイメージのもとに商売を行う事業者のことをいう。

7.本部が加盟店に対して、一定の地域制限を設けることで、将来、同一チェーン店舗の出店による競合を回避するねらいがある。

第2問 組織小売業について(正誤問題)

次のア~オは、組織小売業について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。

ア レギュラーチェーンとボランタリーチェーンの共通点として、チェーンオペレーションによる規模の経済性を追求する組織小売業の形態であることがあげられる。

イ ボランタリーチェーンとフランチャイズチェーンの共通点として、資本的に独立した複数の小売店によってチェーン組織が形成されていることがあげられる。

ウ ボランタリーチェーンとフランチャイズチェーンの共通点として、本部と加盟店がパッケージ化された契約関係をもとにして、一般的に加盟店は本部経営には参画しないことがあげられる。

エ ボランタリーチェーンとフランチャイズチェーンの共通点として、共同の努力によって垂直的統合の利益を追求することがあげられる。

オ ボランタリーチェーンとフランチャイズチェーンの相違点として、ボランタリーチェーンは本部が加盟店同士の横のつながりを促進しているのに対して、フランチャイズチェーンでは基本的に横のつながりは促進されていない。

第3問 商業統計調査結果(正誤問題)

次のア~オは、平成19年商業統計調査結果にみられる小売業と卸売業の実態について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。

ア 小売業のうち、商品仕入についての電子商取引額は約10兆8千億円、販売についての電子商取引額は約4兆7千億円であった。

イ 小売業の事業所数は、前回の調査結果と比較すると都道府県のすべてで減少している。

ウ 卸売業の事業所数は、平成6年調査以降、一貫して減少傾向にある。

エ 卸売業の就業者数は、小売業の就業者数の半分以下である。

オ 小売業の就業者1人当たりの年間商品販売額は約1,000万円であった。

第4問 メーカーの流通経路政策(組み合わせ問題)

次のア~オは、メーカーの流通経路政策について述べている。最も関係の深い用語を、右側の語群から選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

ア 自社製品の流通を託す特定地域の販売窓口の多寡を基準とする。

イ 流通チャネルを構成するチャネル構成員の段階数の多寡を基準とする。

ウ 自動車業界にみられるように、卸売段階を完全に内部組織化して、自社の営業部門が小売業と取引関係を結んで小売段階を保管する。

エ 流通業者が特定メーカーとの取引にどの程度依存しているかを基準とする。

オ メーカーの専属販売会社のことを意味し、テリトリー制のもとで販売エリア担当が決められている。

【語群】

1.直販型
2.長短基準
3.広狭基準
4.販社
5.直接的流通チャネル
6.窓口問屋制
7.開閉基準

第5問 流通の理論について(組み合わせ問題)

次のア~オは、流通の理論について述べている。最も関係の深い用語を、右側の語群から選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

ア 製品コストの変数とサービスコストの変数が複雑に統合し、その組み合わせの対応関係から小売業の発展を説明する。

イ 環境の変化に最もよく対応できる小売営業形態が最も繁栄し、生存する。

ウ 既存の小売営業形態を「正」、革新的営業形態を「反」とし、「正」と「反」から導き出される新たな小売営業形態を「合」とする。

エ 大量生産体制に対応する大量流通体制が確立した先進国では、「太くて短い」流通が効率的である。

オ 流通に卸売業が介在することで、介在しない場合に比べて取引数が縮小され、それによって流通費用が節約される。

【語群】
1.リーガンの理論仮説
2.集中貯蔵の原理
3.取引総数単純化の原理
4.適応行動理論
5.弁証法的仮説
6.問屋無用論
7.危機-変化モデル

模範解答(各2点×5×5問)

 
第1問 3 5 7 2 4
第2問 1 1 2 2 1
第3問 1 1 1 1 2
第4問 3 2 1 7 4
第5問 1 4 5 6 3


2級販売士第39回過去問題(H23年10月5日)

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