第78回2級リテールマーケティング販売士過去問






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第78回2級リテールマーケティング販売士過去問
「マーチャンダイジング(1)」(平成28年7月9日)

第1問 小売業における商品管理(正誤問題)

次のア~オは、小売業における商品管理について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア AMA(アメリカ・マーケティング協会)の定義によると、「商品管理とは、商品の仕入、販売、在庫、価格などの統計資料の収集・分析を意味するもの」である。

イ 小売業が重要と位置づけている商品カテゴリーで過少在庫が発生すると、販売機会ロスを招くだけでなく、一般に顧客満足度の低下につながる。

ウ 商品回転率を求める方式の1つに、一定期間の売上高を最大陳列量で割って算出するものがある。

エ 商品の種類別、サイズ別、色別、仕入先別などにみた商品回転率を検討し、売れ行きの速度を見極めるには、商品回転率を数量ベースよりも金額ベースで算出する方が適している。

オ 平均商品在庫高の増加よりも速く、売上高を増加させれば、商品回転率は低くなる(低下する)。



第2問 小売業の主要な仕入形態(正誤問題)

次のア~オは、小売業の主要な仕入形態について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア 委託仕入とは、小売業がサプライヤーとの委託販売契約にもとづいて商品を預かり、販売実績に応じて手数料を受けとる取引形態をいう。

イ 委託仕入では、商品が売れ残った場合、そのリスクは一般的に小売業が負う。

ウ 委託仕入は、一般に食品や日用雑貨品などの最寄品の商取引で広く採用されている。

エ 一般的に、小売業は消化仕入では保管責任を負わないが、委託仕入では保管責任を負う。

オ 集中仕入とは、少量の商品を必要に応じて、頻繁に仕入れる形態をいう。



第3問 小売業の価格政策(文章穴埋め問題)

次の文章は、小売業の価格政策について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記に示すア~オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(15点)

 小売業における売価設定の方法には、原価を基準にして価格を設定する〔ア〕、顧客の知覚価値にもとづき、受け入れられる価格を先に設定し、その後で小売業が必要とするコストや利益の計算を行う〔イ〕、競合他社の価格に合わせて自社商品の価格を設定する〔ウ〕などがある。
 また、特別価格帯(超高価格帯)、高価格帯、中価格帯、低価格帯のような価格幅のことを〔エ〕という。エのなかの商品1つひとつに設定された個別の価格のことは〔オ〕という。

【語群】
ア 1.シールド・ビッド法 2.コストプラス法 3.トップダウン法 4.パーシブド・バリュー法
イ 1.プライス・ライニング 2.パーシブド・バリュー法 3.ゴーイング・レイト法 4.ボトムアップ法
ウ 1.コストプラス法 2.マークアップ 3.パーシブド・バリュー法 4.ゴーイング・レイト法
エ 1.ケイビエッと・エンプター 2.スロッティングアローワンス 3.プライスゾーン 4.プライスライン
オ 1.プライスライン 2.プライスゾーン 3.プライスポイント 4.プロモーショナルアローワンス



第4問 小売業の予算編成(正誤問題)

次のア~オは、小売業の予算編成について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア 経常予算とは、経営活動として毎期くり返して行われる活動についての予算のことであり、さらに売上高予算と仕入予算に区分される。

イ 損益予算とは、個別に実施されるプロジェクトに関する予算のことであり、設備予算、研究開発予算などがある。

ウ 資本予算は、短期経営計画の裏付けのもとに実行される場合がほとんどであり、短期的視点にもとづいた経営計画が土台となる。

エ ボトムアップ(積上)形式による予算編成には、各部門の意見が反映されにくく、予算を達成しようという動機づけを低下させるという欠点がある。

オ 折衷方式による予算編成には、トップマネジメントの意向が反映されるとともに、各部門が予算目標を達成しようとする動機づけにつながるという利点がある。



模範解答

(第7問:各2点×5×1問)(第7問以外:各3点×5×6問)

 
第1問 1 1 2 2 2
第2問 1 2 2 1 2
第3問 2 2 4 3 1
第4問 2 2 2 2 1


第78回2級リテールマーケティング販売士過去問(H28年7月9日)

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