3級販売士第75回過去問「販売・経営管理(1)」
(平成27年2月18日)
第1問 敬語の使い方(正誤問題)
次のア~オは、敬語の使い方について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 「届ける」を「お届けする」と言った場合の「お届け」は、美化語である。
イ 「行く」、「来る」、「いる」の尊敬語は、いずれも「いらっしゃる」である。
ウ 「利用する」を謙譲語Ⅱ(丁重語)で言う場合、「利用いたす」である。
エ 「化粧する」を丁寧語で言う場合、「お化粧する」である。
オ 「言う」を尊敬語で言う場合、「おっしゃる」である。
第2問 特定商品取引法の対象となる取引類型(正誤問題)
次のア~オは、特定商品取引法の対象となる取引類型について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 訪問販売は、消費者の自宅へ販売業者が訪問して行う取引であるため、キャッチセールスやアポイントメントセールスは該当しない。
イ 電話勧誘販売は、電話で勧誘し、申込みを受ける取引であるため、電話をいったん切った後、消費者が郵便や電話などによって申込みを行う場合は該当しない。
ウ 業務提供誘引販売取引は、個人を販売員として勧誘し、さらに次の販売員を勧誘させるというかたちで、販売組織を連鎖的に拡大して行う商品・役務(サービス)取引である。
エ 通信販売は、主に新聞、雑誌、インターネットなどで広告し、郵便、電話などの通信手段により申込を受ける取引であるため、インターネット・オークションは該当しない。
オ 特定継続的役務提供は、長期・継続的な役務(サービス)の提供と、これに対する高額の対価を約する取引のことである。
第3問 景品表示法にもとづく景品規制(正誤問題)
次のア~オは、景品表示法にもとづく景品規制について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 総付景品は、懸賞によらず、取引に付随して提供する景品類のことであるため、商品購入にかかわらず来店者全員に提供する景品も該当する。
イ 購入金額に応じて提供するスタンプや、買物カードの購入金額に応じて景品を提供する場合は、総付景品には該当しない。
ウ 一般懸賞で提供できる景品類の限度額は、取引価額5,000円未満は取引価額の100倍、取引価額5,000円以上は100万円となっている。
エ 共同懸賞で提供できる景品類の限度額は、取引価額にかかわらず30万円である。
オ 共同懸賞でいう「一定地域」とは、店舗や事業施設がある市町村の区域をいい、東京都では特別区をいう。
第4問 販売事務と計数管理の基本的知識(正誤問題)
次のア~オは、販売事務と計数管理の基本的知識について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア POSシステムを活用することにより、売れ筋商品や死に筋商品などを的確に把握し、販売機会のロスや過剰在庫を防ぐことができる。
イ 連結決算とは、親会社を中心に株式を保有し、実質的に支配している子会社の損益と財務を合算した決算のことで、企業グループ全体の活動実態を表すものである。
ウ 店舗調整可能利益は、売上総利益から人件費や販売促進費などの調整可能費用を差し引いたものである。
エ 小売業における営業利益とは、営業収益から売上原価と販売費及び一般管理費を差し引いたもので、本業によって稼ぎ出すもうけを表す指標である。
オ 損益計算の過程で純売上高は、総売上高-(仕入戻し高+仕入値引)によって計算する。
解答例
第1問~第4問:各3点×5×4問
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 |
第2問 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
第3問 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 |
第4問 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 |
3級販売士第75回過去問(H27年2月18日)
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