第80回2級リテールマーケティング販売士過去問






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第80回2級リテールマーケティング販売士過去問
「小売業の類型(1)」(平成29年7月8日)

第1問  流通フロー(文章穴埋め問題)

次の文章は、流通フローについて述べている。文中の〔 〕の部分に、下記に示すア~オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(15点)

 生産と消費の間において所有権、商品、情報が移転することを流通フローという。所有権のフローを〔ア〕と呼ぶが、この機能は所有権移転機能と〔イ〕に分けて考えられる。所有権移転にはさまざまな危険が発生する可能性があり、所有権を保有することによって生じるリスクを担うのが〔イ〕といえる。
 たとえば、一般的に買い手が受け取った商品を検査し、売り手から引き渡されれば所有権が移転する。だが、代金支払が手形など後払い方式で行われる場合は、その決済が完了するまで所有権は移転しない。商品の引き渡し時点と代金支払い時点のタイムラグをつなぐのが流通金融であり、企業間の流通金融には手形、掛売り、割賦払いなどの〔ウ〕やリースなどがある。
 一方、企業と消費者との間の流通金融は、ボーナス一括払いなどのように、商品を販売する企業が消費者の代金支払に対して期間猶予を与える〔エ〕と、クレジット会社などの金融機関が、消費者に対して分割払いなどの期間猶予やキャッシングサービスを提供する〔オ〕がある。

【語群】
ア 1.情報流 2.販売物流 3.商流 4.物流
イ 1.補完機能 2.危険負担機能 3.調整機能 4.代理機能
ウ 1.企業間信用 2.消費者間信用 3.販売信用 4.アローワンス
エ 1.企業間信用 2.消費者間信用 3.直接取引 4.販売信用
オ 1.直接金融 2.消費者金融 3.間接金融 4.自己金融



第2問 消費生活協同組合(生協)(文章穴埋め問題)

次の文章は、消費生活協同組合(生協)ついて述べている。文中の〔 〕の部分に、下記に示すア~オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

 生協は、消費者を中心に組織化された〔ア〕と、特定の大学や企業・法人の職場で組織される〔イ〕により成り立っている。生協は原則として利潤追求を目的としてはいない。消費者が地域や職場で組合員となるために〔ウ〕を出し合い、組合員への奉仕を行うことを目的とする自主的な協同組織である。設立や設立後の運営などについては〔エ〕によって規制されている。同法は2008年に隣接する都道府県の生協同士の合併が認められなかった〔オ〕や員外利用規制が一部緩和された。

【語群】
ア 1.職域生協 2.ボランタリーチェーン 3.フランチャイズチェーン 4.地域生協
イ 1.職域生協 2.ボランタリーチェーン 3.フランチャイズチェーン 4.地域生協
ウ 1.入会金 2.出資金 3.寄付金 4.年会費
エ 1.消費者基本法 2.特定商取引法 3.大規模小売店舗立地法 4.消費生活協同組合法
オ 1.県域規制 2.出資規制 3.仕入規制 4.販売規制



第3問 中小小売業(文章穴埋め問題)

次の文章は、中小小売業について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記に示すア~オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

 急激な環境変化に直面するなか、中小小売業は自店の存在基盤を再構築する必要性に迫られている。中小小売業には、〔ア〕の店舗と〔イ〕のタイプが存在する。一般的に、〔ア〕の店舗は若さと柔軟性に富み、小売機能の強化と環境適応へ向けた利益重視の経営を行う点に特徴がある。一方、〔イ〕は小規模ながらも売上高の維持拡大を目標に努力しており、それぞれが地域における自店の〔ウ〕を確立し、専門性を追求している。
 中小小売業といえども、今日、顧客の支持を受け、成長を続けているのは〔エ〕志向の店舗である。〔エ〕志向とは、誰に、何を、どのように買ってもらうかという仕組みを作り、稼働させることである。また、顧客への訴求力を高めるためには、計画的で継続的な〔オ〕が不可欠であり、増収増益基調にある多くの中小小売業はフロアゾーニングやフロアレイアウトの改善などを定期的に行っている。

【語群】
ア 1.総合店 2.生業店 3.企業志向 4.海外志向
イ 1.生業店 2.企業志向 3.総合店 4.海外志向
ウ 1.ミールソリューション 2.トレーサビリティ 3.ダイバーシティ 4.アイデンティティ
エ 1.業種 2.業態 3.グローバル 4.ドメスティック
オ 1.不動産投資 2.FX 3.設備投資 4.デリバティブ



第4問 ボランタリーチェーン(VC)(正誤問題)

次のア~オは、ボランタリーチェーン(VC)について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア フランチャイズチェーン(FC)が規模のメリットを追求する営利組織であるのに対し、VCは加盟店を支援する非営利組織である。

イ VCとFCの共通点は、資本的に独立した多くの小売店によって連鎖組織が形成されていくことである。

ウ 加盟店のオーナー自らが、VC本部の経営に参加することはできない。

エ VCでは、地区別集会や各種委員会などを設置して、加盟店同士の横のつながりを尊重している。

オ VCの加盟店は契約パッケージの範囲内でしか本部からメリットを受けることはできない。



模範解答

(第2問:各2点×5×1問)(第2問以外:各3点×5×3問)

 
第1問 3 2 1 4 2
第2問 4 1 2 4 1
第3問 3 1 4 2 3
第4問 2 1 2 1 2


第80回2級リテールマーケティング販売士過去問(H29年7月8日)

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