第83回2級リテールマーケティング販売士過去問
「販売・経営管理(1)」(平成31年2月20日)
第1問 契約に関する法知識(正誤問題)
次のア~オは、契約に関する法知識について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 契約の締結はどのような方法であっても原則として自由であるが、締結を慎重にさせ、あるいは内容を明確にしておくために一定の形式を要する場合があり、これを様式契約という。
イ 契約に関する民法や商法の任意規定は、当事者間で明確に定められなかった事項のみに適用される。
ウ 債務を履行できるのに、債務者の帰責事由により、かつ、正当な理由なく、履行期限までに債務を履行すしないことを債務不能という。
エ 売買の目的物に隠れた瑕疵があったときは、そのために契約の目的を達成することができない場合にのみ契約を解除することができ、その他の場合は損害賠償の請求のみをすることが可能であるが、これを瑕疵担保責任という。
オ 印紙税法の規定に違反して、印紙を貼付せず、あるいは消印しないときは脱税として科料、罰金や、内容次第では1年以下の懲役刑などの刑事処分を受ける場合がある。
第2問 割賦販売法(正誤問題)
次のア~オは、割賦販売法について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 割賦販売にかかる各回の代金の支払金額を賦払金または分割払金という。
イ 割賦販売の方法により販売する場合の価格で、賦払金の支払いが月2回までのものを月賦価格という。
ウ 前払式割賦販売の方法により販売する場合の価格で、賦払金の支払いが月1回であるものを月掛予約価格という。
エ 支払回数とは、割賦販売にかかる頭金または初回金を含めた代金の支払回数を指す。
オ 前払式割賦販売の方法により販売する場合の価格を予約積立価格という。
第3問 約束手形(文章穴埋め問題)
次の文章は、約束手形について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記に示すア~オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)
約束手形は体表的な〔ア〕の1つである。
約束手形を発行するには、〔イ〕と呼ばれる一定の事項を手形用紙に記載し、〔ウ〕がこれに署名して受取人に交付する。
約束手形の記載事項には、第三者方払、裏書禁止文句、準拠歴の指定などの〔エ〕と、約束手形であることを示す文字、満期、支払地などの〔オ〕がある。
【語群】
ア 1.現金 2.売掛金 3.預金 4.有価証券
イ 1.手形要件 2.裏書 3.取立債務 4.催告手続
ウ 1.銀行 2.裏書人 3.債権者 4.振出人
エ 1.絶対的記載事項 2.有害的記載事項 3.任意的記載事項 4.相対的記載事項
オ 1.絶対的記載事項 2.有害的記載事項 3.任意的記載事項 4.相対的記載事項
第4問 小売業の組織のあり方(正誤問題)
次のア~オは、小売業の組織のあり方について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 三面等価の原則とは、「職務を明確にするためには、権限・責任・予算の大きさは同じなければならない」とする原則である。
イ 従来の職務に管理的な要素を付加し、職務を垂直的・質的に増大させる方策を職務拡大という。
ウ スパン・オブ・コントロールとは、統制範囲の原則とも呼ばれ、1人の従業員が一定期間に処理するのことのできる仕事の質と量を指す。
エ 垂直的分業とは、必要な活動をその種類や性格、そして量に応じてグループ化して能率を高めていくものであり、部門化とも呼ばれている。
オ ファンクショナル組織とは、商品開発、仕入、販売、管理などの経営機能ごとに編成された組織形態のことである。
模範解答
(第3問:各2点×5)
(第3問以外:各3点×5)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 |
第2問 | 1 | 2 | 1 | 2 | 1 |
第3問 | 4 | 1 | 4 | 3 | 1 |
第4問 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
第83回2級リテールマーケティング販売士過去問(H31年2月20日)
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