第83回2級リテールマーケティング販売士過去問






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第83回2級リテールマーケティング販売士過去問
「小売業の類型(1)」(平成31年2月20日)

第1問 レギュラーチェーン(RC)のオペレーション(正誤問題)

次のア~オは、レギュラーチェーン(RC)のオペレーションについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア RCは、通常、フランチャイズチェーンやボランタリーチェーンなどの組織形態と区別する場合に用いられる呼称である。

イ RCが用いるドミナント出店とは、広い地域に店舗を分散させ、高い市場シェアの獲得を狙う戦略のことである。

ウ RCの本部は、マーチャンダイジング、出店、物流、人事、財務などの全社的業務を遂行する。

エ RCは、各店舗における個別仕入により、仕入価格の引下や仕入条件の面で優位性を発揮する。

オ RCでは、自前の物流センターを有さず、メーカーから直接商品を各店舗に一括配送する体制を構築しているのが一般的である。



第2問 フランチャイズチェーン(FC)の運営(正誤問題)

次のア~オは、フランチャイズチェーン(FC)の運営について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア フランチャイズという言葉は、「特別の権利を与える」とか「特権の取得」という意味を持つ。

イ FCのシステムは、提供させる経営ノウハウ、事業に対する指導・支援、フランチャイジーの支払う加盟金やロイヤルティなどを既定した契約をもとに、多種多様な要素から構成されている。

ウ オープンアカウントとは、FCのシステムにおいて、フランチャイザーとフランチャイジーの間で発生するさまざまな金銭債権債務を相殺する勘定を設定し、会計処理をフランチャイジーが行う仕組みである。

エ FCでは、独自のシステムやノウハウと、それを象徴する商標など、事業を運営する方法をフランチャイザーがフランチャイジーに提供する。

オ フランチャイザーがフランチャイジーに与える商標の使用権は、フランチャイズ・パッケージの一つである。



第3問 総合品ぞろえスーパー(正誤問題)

次のア~オは、日本における総合品ぞろえスーパーの成長過程について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア 総合品ぞろえスーパーは、日用の実用的な商品を幅広く総合的に品ぞろえし、ワンストップショッピングの機能を提供し、対面販売方式を全面的に採用した店舗形態である。

イ 総合品ぞろえスーパーは、各店舗が個別管理するオペレーションにより効率化をはかる運営を行っていた。

ウ 総合品ぞろえスーパーは、一般にマス・マーチャンダイザーとして地域経済の向上に貢献し、消費者ニーズに対応するため店舗を大型化していった。

エ 総合品ぞろえスーパーは、日常生活に必要な食料品、衣料品、住生活関連商品などを一堂に集めたフルライン商品構成と低価格で販売力を増していった。

オ 日本のショッピングセンターでは、総合品ぞろえスーパーが核店舗として直営売場を運営し、これを囲むように百貨店を配置する形態が数多くみられる。



第4問 商業集積(正誤問題)

次のア~オは、日本のコンビニエンスストア(CVS)の店舗・立地特性と商品化政策について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア CVSは、売場面積が約100坪というストアフォーマットの運営を標準化してきた。

イ CVSの初期の店舗は、酒販店や既存小売業からの転換が中心であったため、都市部では駅前や商店街など商業集積地の立地が中心であった。

ウ CVSでは、POSシステムなどを活用して販売管理や在庫管理などをSKUレベルで実施する単品管理が行なわれている。

エ 大手CVSチェーンでは、グロサリーにおけるNB商品の取扱いが増加傾向にあり、差別化の実現や粗利益の確保をはかっている。

オ CVSでは、生鮮三品を導入することで、それまで来店比率の低かった家庭の主婦や高齢者層の集客をはかっている。



模範解答

(第7問:各2点×5)
(第7問以外:各3点×5)

 
第1問 1 2 1 2 2
第2問 1 1 2 1 1
第3問 2 2 1 1 2
第4問 2 1 1 2 1


第83回2級リテールマーケティング販売士過去問(H31年2月20日)

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