第83回2級リテールマーケティング販売士過去問






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第83回2級リテールマーケティング販売士過去問
「マーチャンダイジング(1)」(平成31年2月20日)

第1問 買回品の一般的な特性(正誤問題)

次のア~オは、買回品の一般的な特性について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア 買回品は、最寄品に比べると商品単価が低く、顧客が1回の買物で支払う単価も、最寄品の場合より低い。

イ 買回品の商品回転率は、最寄品の商品回転率より高い。

ウ 買回品の売上高総利益率は、最寄品より高く、専門品より低い。

エ 買回品の購買に関しては、顧客は、いくつかの小売店で自分の好みに合うものを探し、比較検討したうえで購入する。

オ 買回品の月初ストック高を求める方式の1つである百分率変異法は、各月の売上高予算に基準在庫を加え、欠品・品切れによる機会ロスを考慮して算出する方法である。



第2問 価格政策の実際(正誤問題)

次のア~オは、価格政策の実際について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア 需要の価格弾力性は、価格の変化率を需要の変化率で割って求める。

イ 一般的に、生活必需品は価格弾力性が低く、嗜好品は価格弾力性が高い。

ウ 80円で仕入れた商品を100円で売る場合、マークアップ額は20円、マークアップ率は20%となる。

エ 報奨目的で支払われるリベートとは、日本では見られないが、欧米では一般的に行われる商習慣である。

オ 商取引において、マージンが所有権移転を伴う取引で生じるのに対し、コミッションは、代理商や仲立商などのように、商品を買い取らない卸売業などが得る仲介手数料を意味する。



第3問 販売計画(文章穴埋め問題)

次の文章は小売業の販売計画について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記に示すア~オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

 編成された予算が、経営活動の実行過程で計画通りに進行しているかどうかを、計画との差異で把握し、その計画に出来るだけ近づけようという活動のことを〔ア〕という。このアにおいて活用される技法が、〔イ〕である。イは、価格要因と〔ウ〕に区別して、予算と〔エ〕の差異の大きさを把握する分析方法である。イの意義は、予算とエの比較により現状を把握し、〔オ〕の達成という観点から批判的な判断が得られることにある。

【語群】
ア 1.3S 2.SCM 3.予算統制 4.QC活動
イ 1.45度線分析 2.予算差異分析 3.ABC分析 4.費用効用分析
ウ 1.プロモーション要因 2.調達要因 3.返品要因 4.数量要因
エ 1.実績 2.見積り 3.戦略 4.戦術
オ 1.予算の逆機能 2.目標利益 3.無在庫経営 4.不利差異



第4問 商品管理(正誤問題)

次のア~オは、商品管理について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)

ア アメリカ・マーケティング協会の定義では、「商品管理とは、商品の仕入、販売、在庫、価格などの統計資料の収集・分析を意味するもの」と規定されている。

イ 商品回転率は、一定期間の売上高を平均在庫高で割って算出し、単位は「%」で表す。

ウ 一般に、過剰在庫は販売機会ロスを生じさせ、顧客満足度を低下させる。

エ 売上高の減少率よりも、平均在庫高の減少率が大きいと、商品回転率は高くなる。

オ 単品管理においては、商品を、色、サイズ、容量別といった最小単位(SKU)に分類し、その最小単位で、発注数量や陳列方法などについて、仮説の設定、実践、検証を行う。



模範解答

(第3問:各2点×5)
(第3問以外:各3点×5)

 
第1問 2 2 1 1 2
第2問 2 1 2 2 1
第3問 3 2 4 1 2
第4問 1 2 2 1 1


第83回2級リテールマーケティング販売士過去問(H31年2月20日)

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