第84回2級リテールマーケティング販売士過去問






トップページ » 2級販売士対策 » 小売業の類型(1)-第84回2級リテールマーケティング販売士過去問

第83回2級リテールマーケティング販売士過去問
「小売業の類型(1)」(令和1年7月13日)

第1問 流通の原理(正誤問題)

次のア~オは、流通の原理について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。

ア 取引総数単純化の原理とは、生産者と消費者の間に流通業者が介在することにより、介在しない場合に比べて取引総数が減少し、それにより流通費用が節約されるという原理である。

イ 集中貯蔵の原理とは、流通業者が在庫を集中的に保有すれば、各生産者が分散的に保有する場合の緩和よりも在庫数量が増加し、それにより中通費用が節約されるという原理である。

ウ 集中貯蔵の原理は、流通業者の中でも特に小売業者の存在意義を説明する場合によく用いられる。

エ 情報縮約・整合の原理とは、流通部門が生産者と消費者双方の情報を縮約・整合することで、生産と消費部門の取引は効率的になり、それにより流通費用が節約されるという原理である。

オ 規模の経済の原理とは、流通業者が多数の生産者から大量の生産物を収集することで、生産量1単位当たりの流通費用が節約されるという原理である。



第2問 チェーンストアの使命と運営(文章穴埋め問題)

次の文章は、チェーンストアの使命と運営について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記に示すア~オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

 チェーンストアとは、一定の原理や基準にもとづき、多数の店舗を連結し、〔ア〕された経営システムを駆使することで消費者の生活向上に寄与する経営形態である。ここでは運営技術の標準化と〔イ〕によるチェーンストア経営が必要となる。
 チェーンストアは、AMA(アメリカマーケティング協会)の定義では、「〔ウ〕以上を直接運営する小売業、あるいはフードサービス業」とされている。また、チェーンストアは、チェーンオペレーションにより、全店舗の経営活動を標準化し、本部による〔エ〕にもとづき、多店舗展開を目指す。そのために本部は、自社の業種・業態に適合した店舗の立地確保や配置などを計画的に進める。この店舗計画とその実行方法を〔オ〕と呼ぶ。

【語群】
ア 1.自由化 2.規格化 3.総合化 4.分散化
イ 1.複雑化 2.単純化 3.多様化 4.分散化
ウ 1.5店舗  2.8店舗  3.11店舗 4.13店舗
エ 1.集中型管理運営 2.分散型管理運営 3.個別型管理運営 4.アメーバ型管理運営
オ 1.製品政策 2.バイング政策 3.出店政策 4.リスクマネジメント


第3問 専門店の運営特性(正誤問題)

次のア~オは、専門店の運営特性について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。

ア 専門店とは、ターゲット顧客を明確にし、何らかの専門領域に特化した品ぞろえをもとに、販売やサービスの機能提供において高水準の専門性を発揮する店舗のことである。

イ 専門店の販売員は、取扱商品に関する豊富な商品知識を有し、顧客に対してコンサルティングセールスを行う。

ウ 買回品や専門品を扱う店舗では、洗練された店舗内外装やマス・マーチャンダイジングを駆使した魅力的な商品展示が不可欠である。

エ 専門店のうち買回品が中心とする店舗の場合、都市の中心部(繁華街)や近隣型商店街などが代表的な立地となる。

オ SPAという用語は、グローサリー業界を起源としているが、最近はアパレル業界でも使用されるようになった。



第4問 百貨店の運営特性(文章穴埋め問題)

次の文章は、百貨店の運営特性について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記に示すア~オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

 百貨店は、〔ア〕の運営管理の下、衣食住健美遊などの分野を中心にさまざまな商品を総合的に取り扱う店舗形態である。また、〔イ〕をベースとした売場を店舗内に展開し、〔ウ〕と各種サービスの提供により、ワンストップショッピングを可能にしている。一般に、呉服店系百貨店は大都市の中心繁華街、電鉄系百貨店は大都市の〔エ〕、地方百貨店はその地方の中心市街地に立地する場合が多い。
 最近の百貨店は、大手専門店チェーンや駅ビル、地下街の市街地型ショッピングセンターなど、新たな競争者の躍進により、これらとの差別化をはかっている。たとえば、大手専門店チェーンのテナント誘致や、〔オ〕の強化により販売力を高めようとしている。

【語群】
ア 1.共同資本 2.擬制資本 3.偶発資本 4.同一資本
イ 1.部門別組織 2.職能別組織 3.マトリックス組織 4.事業部制組織
ウ 1.対面販売方式 2.完全買取方式 3.セルフサービス販売方式 4.本部集中仕入方式
エ 1.ロードサイド 2.ルーラル 3.近隣商店街 4.ターミナル駅
オ 1.マス・マーチャンダイジング 2.少品種大量仕入 3.ドミナント出店 4.自主マーチャンダイジング



模範解答

(第2問:各2点×5)
(第2問以外:各3点×5)

 
第1問 1 2 2 1 1
第2問 2 2 3 1 3
第3問 1 1 2 2 2
第4問 4 1 1 4 4


第84回2級リテールマーケティング販売士過去問(R1年7月13日)

販売士検定情報サイトNo.1

おかげさまで販売士の情報量No.1! 3級から1級まで対応しています。
2008年の運営開始から更新を続け、情報量が多くなっております。販売士合格へ向け有効にご活用いただくために、サイト内をゆっくり循環して散らばった宝の情報を掘り当ててください。基本的には、各級ごとに情報をまとめてあります。