資格試験勉強法コラム002







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合格者を妬むのは簡単だ

資格試験の合格者を「羨ましい」と思うことがあると思います。例えば、弁護士などはそれなりの地位が確保された状態で安定した収入を得ています。簡単に言えば、社会的なステータスが全般的に高いということです。また、医師も同様に同じような状況にあります。

他にも、羨ましいと思える職業は多くあります。それらのほとんどの人は、何らかの資格試験、あるいは試験に合格をして現在の地位を築いていると言えます。

「最近、弁護士に相談をしたが、相談に乗るだけでかなりの金額が掛かった。何とも弁護士と言うのは楽な職業だ」という思いを抱く人も多いかも知れません。実際に弁護士の職業が楽がどうかは別にしても、「偉そうにしている」などと、羨ましいという感情が、次第に「妬み」に変わるということもあります。

それらの社会的なステータスを持っている人を「羨ましい」と思ったり、「妬む」ことは簡単です。そして、さらに言えば誰でもそういったステータスを手に入れることができます。

見えない苦労を引き受ける

誰でも、弁護士になる道や医師になる道が拓けていると言うのが、資格制度の良いところかも知れません。

一方で、なぜ、弁護士や医師が圧倒的なステータスを得ることができているのか。それは、それだけの苦労をしてきているからに過ぎません。つまり、今の状態というのは、昔の「苦労」や「努力」の結果として存在している。そこから目を伏せて、あるいはそれを見ようとしないで、羨ましがったり妬むというのは少しおかしな話です。

仮に、弁護士になろうと思えば、誰でもなることができるわけです。その代わり、ある程度の時間と苦労が必要です。それも、1年や2年では済まないかも知れません。昔は、弁護士になるための司法試験(現在の旧司法試験)の平均合格年数は8年と言われていました。つまり、大学を卒業するなどした時点から、ひたすら勉強に没頭すること8年、ようやく試験に合格して今の地位を手に入れているのです。

合格者には華やかに見える表とは対照的な「裏側」があります。そして、この裏側というのは強烈に泥臭い勉強の世界だったり、ストイックな精神の世界だったり、いずれにしても常人ではなかなか踏み込むことに躊躇するような世界があります。

その事実を見ないで外から多くを語っても仕方ありません。仮に、そのような職業に自分も就きたいのであれば、表側からは見えない苦労を引き受ける覚悟が必要です。要するに、それらの合格者と同じ苦労を経験することが必要になるのです。

誰でも、何もしなくて今の地位を築いたわけではありません。必ず、裏でたくさんの苦労をしています。

これは、弁護士や医師に限った話ではありません。全ての資格試験の合格者は、その合格と言う表の裏側に大変な苦労を積み重ねているものです。その結果として、収入に恵まれていたり、自分の好きなことができるようになったり、と言うものを得ています。

全ての資格試験の合格者は、見えないところで苦労や努力をしている。その量が、その時間が多ければ多いほど、ある程度の地位を築くことができます。

もちろん、これは会社の経営者でも、スポーツ選手でも同じことです。天才と称される野球のイチローであっても、毎日の練習は欠かさない。あれだけの選手になるためには、相当な苦労があったのは想像に難くありません。そして、あれだけの選手になっても未だに練習を欠かすことはないのです。

頭の善し悪しではなく、積み重ねが継続的になされたときに、本当の意味での「能力・実力」が発揮される。勉強も同じことです。

合格者や成功者の表だけではなく、裏側もしっかりと見る、見ようとすることが大切なのです。そういう人ほど、裏側をなかなか見せないものです。

しかし、だからと言って「楽して手に入れた」「楽して合格した」ということはありません。必ず、壮絶な裏側を成功者は経験しているのです。



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