資格試験勉強法コラム016







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最もインパクトが強いのが最初の時

繰り返し勉強する、と言うのが資格試験の勉強における王道です。1回だけということではなく、2回・3回と繰り返す。そういった繰り返しと継続を通じて、ようやく自分の記憶に勉強した内容が定着し、自分の知識とすることができます。

そう考えると、5回も繰り返すのだから、1回目は適当に流しておいて、2回目・3回目と徐々に気合を入れていこうと思う受験生もいるかも知れません。しかし、1回目に勉強するときが、今後の記憶力の定着度を決めると言うこともあります。

最初の勉強のときは、自分がそれほど見たことのない、知らない内容を勉強することになります。そのため、それが脳にとっては非常に刺激的であり、記憶の観点からも重要なタイミングになります。

しかし、後でどうせやるからと最初を中途半端に行ってしまえば、このチャンスを逃してしまうことになるのです。2回目、3回目の時には、既に一度見ている内容を繰り返し勉強することになるわけですから、それほどの刺激も緊張感もありません。

人の印象も第一印象が後まで尾を引くことあります。勉強も、最初が肝心なのです。

最初はできるだけ落ち着いた環境で

最初の勉強のときは、ある意味チャンスなのです。ですから、落ち着いた環境の中で、じっくりと勉強をするようにした方が賢いと言えます。

最初にしっかりとやっておけば、後でその箇所を眺めたときにも、そういえばこうだった、ああだったと言う感じに記憶がよみがえる確率はかなり高くなります。一方、最初に中途半端に行ってしまうと、せっかくのタイミングを活かすことができず、後で思い出すことも困難です。つまり、その部分は印象に残っていないわけです。

であれば、2回目・3回目にもう一度しっかりとやれば良いと思うかも知れませんが、そう簡単にはいかないわけです。例え中途半端であっても、すでに自分では1回勉強しているという意識から抜け出すことは、余程謙虚な人でなければ無理でしょう。

また、ある分野は最初に真剣に勉強していて、ある部分は中途半端にやっていた、と言うことになると、2回目・3回目に勉強する時に全体のバランスが悪くなり、非常に扱いが難しくなってしまいます。

最初に中途半端にやった結果、そこだけが常に中途半端になり、結果的に苦手科目になるということが非常に多いのです。そういった経験はあなたもあることでしょう。

最初が肝心。特に、一発目は中途半端にやらずに、時間をしっかりと確保して勉強するようにしてください。そうすれば、後で楽ができます。後でしっかりとやろう、2回目にじっくり勉強しようと思っても、それが現実になることはまずありません。それほど、1回見てしまったものには興味を示さないのが人間の頭なのです。



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