机の上に放置して気付いたら受付期限切れ・・・
資格試験を受験するためには、受験願書(受験申込書)をしっかりと出願(提出)しなければなりません。当たり前と言えば当たり前ですが、意外と忘れてしまう人が多いので注意が必要です。
資格学校の通学講座や通信講座を受講していれば、何らかの案内がありますし、学校によっては受験願書を取り寄せて無料で配布してくれるところもあります。
ですから、願書の入手は忘れることはないかも知れませんが、後で・・・なんて放置しておくと、気付いたら締め切りが過ぎていた、と言うことも少なくありませんので、注意しなければなりません。
特に、独学で勉強をしている受験生は、願書の入手から全て自分で行う必要がありますので、勉強に没頭したあまり、願書請求を忘れた、と言うことにならないようにしなければなりません。
受験願書の請求は、返信封筒を同封して請求するものや、電話で請求するもの、資格によっては有料で販売されているものまでいろいろとあります。もちろん、最近はインターネットで出願(受験申込)が可能な試験もありますので、今の段階で「申込方法」「配布時期」「締切日」を確認しておいた方が良いでしょう。毎年同じ試験を受験している上級生も、今年から変更されている場合もありますので、注意が必要です。
なお、試験によっては受験資格が定められているものがあり、それらの場合には卒業証明書などが必要になる場合があります。この、卒業証明書などは、学校によっては相当時間がかかるものもあり、注意が必要です。受験要項をしっかりと確認して、申込時に必要な資料があれば、早めに準備をしておくことをオススメします。
さらに、日商簿記検定や販売士検定など、各地の商工会議所などが受付をする資格検定試験では、地域によって受験申込日が異なります。一般的に、国家試験や大規模な資格試験の場合には地域により申込日が異なるということはありませんが、万全を期すためにしつこいくらいに確認して下さい。
毎年、必ず受験申込を失念してしまう受験生がいますが、正直言って笑えません。
早く提出?遅く提出?
受験願書は提出忘れを防ぐためにも早く提出した方が良いです。明日で良いや、が、来週で良いや、再来週にちょうど銀行に行くから・・・と、どんどん遅くなっていき、結果的に忘れてしまうケースも少なくありません。
ところで、早く提出することのメリットをいくつか挙げてみます。
受験番号は早いものを押さえる
昔から、受験番号の早さにこだわる人がいました。お受験と呼ばれる試験では、こぞってこのように、早い番号を取るために朝から受験申込の列に並ぶそうです。その理由は、「やる気のあることをアピールするため」。お受験(幼稚園や小学校等の受験)の場合、親のやる気も大いに考慮材料にされるようで、親としての本気度をアピールするバロメーターが受験番号の早さだというのです。
資格試験の場合、早い受験番号だからと言って、点数が高くなるとか、おまけで数点もらうことができるということはありません。しかし、いろいろな資格試験の合格者ナンバーを見ていると、「受験番号が早い方が合格率が高い」という傾向があるというのは全くのデタラメではないようです。
それは、受験会場で試験を受けてみれば分かります。通常、受験番号順に教室や座席が振り分けられます。そこで、出席率に着目してみて下さい。
多くの場合、受験番号が早い教室の受験者は、欠席率が非常に低くなっています。試験開始30分前に入ると、自分ではかなり早く行ったつもりが、周りの受験生はみんな席について勉強しているということも珍しくありません。
一方、受験番号がビリの方の教室は、10分前に入室しても、席はガラガラで、試験が開始されても受験生がガラガラのまま。
これは、「やる気のある、勉強をしっかりとしている人は受験申込が早い」ということがあるからでしょう。合格したい、という意識が強く働けば、受験願書も早めに行って万全を期すという考え方があるのだと思います。
この場合、自分のタイプに応じて2つの戦略があります。まず、やる気のある人たちと熱気ムンムンの教室で一緒に本試験を受験したい人は、早めに受験願書を出す。一方、ガラガラの人のいない教室でゆったりと自分のペースで試験を受けたい人は、可能な限り遅く受験申込をする。
個人的には、早く申込をして熱気ムンムン、熱きライバルと戦ってきて頂きたいと思いますが、まったりと本試験を受験するのも「気が楽で実力を出しやすい」という人にはオススメかも知れません。
長くなりましたので、続きは②で。
勉強コラム一覧
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- 合格者を羨むなら裏側も見る
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- 受験申込は早い方が有利②
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- アナログとデジタルの勉強方法
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- 努力は裏切らない
- 合格率を最低でも50%に上げる方法
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