資格試験勉強法コラム024

資格試験に関して言えば、置かれている状況の人は様々です。

• 無職で後がなく合格しないとまずいと窮地に置かれている受験生
• スキルアップ目的でとりあえず合格を狙う受験生
• 会社からの命令により仕方なく勉強している受験生
• 資格合格に命を燃やす資格マニアな受験生
• 暇つぶしで勉強する受験生

どのタイプの人が合格しやすいということはありません。「勉強した人が合格する」、単純ですがただそれだけです。

受験に専念している人が暇つぶしで勉強している人よりも合格しやすいか、といえば必ずしもそうではありません。どのくらい「濃い勉強」をしたかによって合否は決まります。もちろん、頭の良さも運の良さもそこには関係ありません。

いずれにしても、どういったタイプの受験生であっても、少なからず合格を目指していることは事実です。

普段の取り組み方は様々でしょう。受験専念型の人が必ずしも毎日ガチャガチャと勉強しているとは限りません。むしろ、時間があればあるほどだらけてしまうことが一般的です。暇つぶしの人の方が精神的な余裕が存在するため、頭にスンナリと知識を記憶していくこともあります。もちろん、その時の感情的な部分によっても取り組み方は大きく変わるでしょう。

このように、日頃の取り組み方ではなかなかその人の性格的なことを判断することはできません。しかし、試験が近づいてくると・・・

　人は追い込まれると本性を表す

人間には、追い込まれると本性を表すという傾向があるというのは納得できるところです。素の自分というか、上辺ではない内面がダイレクトに反映されてくるもの。

普段、のほほ～んとしている人が、緊急時にスーパーマンみたいな行動を取ったり、あるいは、普段からキレ者の人が緊急時にはうろたえてしまって何もできない・・・。

まさに、追い込まれたときにはその人の性格が如実に出てくると言えます。

資格試験で言えば、直前期。この時期に、その人の性格的な側面が色濃く出るといえます。

• いよいよだ！と気合いでラストスパートする受験生
• 焦って勉強するが、結局手につかずそのまま本番に突入する受験生
• 極度のプレッシャーから試験の受験そのものから逃避する受験生
• マイペースでできることを淡々とこなす受験生
• 神経質になり、人にやたら当り散らす受験生
• 本試験の日程そのものを忘れている受験生
• その他・・・

まあ、本当にいろいろな人がいるものです。少なくても、試験直前期には通常の精神状態ではなく安定性は失う受験生が多いように思います。さまざまな資格試験の本試験を受験していると、稀に本試験場で喧嘩をしている人などがいますが、よほどイライラしているのかも知れません。

試験直前期になって共通した心理状態、あるいは回想することに「もっと勉強しておけば良かった」ということや、「あと3日あれば」というものがあります。

これらはどれだけ勉強していても、免れることができないものだと思いますが、あらかじめそのような精神状態になるということは知っておく必要があるでしょう。

そして、自分自身、追い込まれたときの精神状態がどのようになるのか？ということを経験してみるのも一つです。なぜならば、あなたは今後、試験以外であっても追い込まれたときにはそういった状態になるということが分かるからです。

資格試験というのは、自分を知るための「道具」としても使うことができるということです。そんなことも考えながら自分の日頃の態度や勉強に対する取り組みを考えてみると面白い発見があるはずです。

そう、合格する人には一致した性格的な要素があるのです。それは、是非、あなたが資格試験を体験し、自分の中から見つけ出してみてください。