記憶力とやる気と年齢の関係
年齢が高まるにつれて、記憶力の低下に愕然とする受験生も多いことでしょう。昔はもっと早く覚えることができた、昔はもっとたくさん覚えることができた、なのに今は・・・
確かに、年齢によって記憶力はある程度低下します。最も記憶力が高いのは、子どもの頃であり、それは10代まで続きます。後は緩やかに低下し始める。しかし、20代と50代を比べてみても、その差は1割程度と言われており、実はそれほど大きな差ではありません。
10代の受験生が資格試験にはそれほど多くないことを考えると、年齢差による記憶力と言う意味ではそれほど神経質になる必要はありません。確かにある程度の記憶力低下は事実として存在するものの、それほど大きなものではありません。にも関わらず、「若い奴と比べて記憶力が低下して大変だ」と思うとしたら、それは厳しいようですが一種の逃げです。
記憶力に関して言えば、自分より若い世代に負けないようにしようと思ったら、1割だけ多く勉強すれば同じレベルに到達することができます。それほど大きな苦労ではありません。
一方、記憶力はそれほど変わらないのに対して、やる気は年齢が高まるについて確実に低下します。
紙に書いていつも見る
年齢が高まると、やる気、すなわちモチベーションが下がると言うのは否めません。これは、顕著に見られる傾向です。
ある程度安定した生活を送っているのであれば、それは余計に顕著になります。今年受からなくても生活上問題ないという思考が裏にあれば、死に物狂いで勉強しようということもないでしょう。
もちろん、全ての受験生が必ず合格を目指しているわけではありませんから、それはそれで否定しません。しかし、せっかく資格試験を受験する以上は、そこでしっかりと合格を決める、そういった意気込みが必要です。
そうでなければ、勉強を継続することすらままなりません。せっかく毎日勉強を継続していたのに、1日休んだだけで勉強を放り投げてしまう受験生も実は少なくないのです。そのまま続けていれば合格できるのに、何とももったいない話です。
こういった現象を回避するためには、自分の当初の目標を紙に書いて明確にしておくことがポイントです。
良く、大学受験・高校受験などで、「○○大学合格!」などと紙に書いて部屋に貼っている光景を見たことがあると思います。実はこれは無駄ではありません。本当に効果があるのです。
当然、あなたが社会人であれば部屋に貼り出すというのは抵抗があるでしょう。その場合には、手帳に書いておいて、日々見返すようにすれば良いのです。
単に「資格試験合格」とするよりは、その資格試験を目指す理由まで書いておくと良いでしょう。そうすることで、自分の無意識に働きかけることができます。これは、かなり強烈な方法で、自分の無意識に入ったメッセージは、意識とは異なり非常に強い行動力を持つことになります。
あなたが毎日手帳に書いた自分へのメッセージを読むことで、あなた自身の潜在意識が行動を始めるようになります。嘘みたいな話だとあなたは疑うかも知れません。しかし、多くの合格者は、何からの形で同じような手法を用いて、自分のやる気を鼓舞させていると言う現実があります。
そして、資格試験以外の例えば起業で成功した人や莫大な富を得た人などは、同じ手法で成功を勝ち取っています。その手法は、極めて単純。自分の目標を紙に書くという数分の作業なのです。
騙されたと思って試してみて下さい。その効果に、あなたは必ずびっくりすることでしょう。
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