第36回から見る第37回の1級販売士攻略法
第37回の1級販売士検定に向けて、どのように勉強したら良いのか、という質問が多数寄せられています。そこで、第36回の傾向を踏まえて、第37回の基本的な勉強戦略を考えていきます。
第36回の1級販売士試験の特徴としては、
- 合格率が急上昇した
- 新試験内容に移行したこともあって、基礎的な内容の出題多かった
この2点が主な特徴です。合格率については、近年では稀にみる高い合格率となりました。これは、8科目から5科目へ科目変更が行われたことや、第36回の本試験問題が平易であったことが考えられます。
また、多くの資格試験では試験改正があると基本的な問題が出題される傾向にあります。1級販売士検定も例外ではなく、同じような傾向が見られました。
上記を踏まえ、第37回はどのようになるのか考えてみると、
- 1.合格率は低下する可能性が高い
- 2.基本的な問題から応用的な問題へと移行する
1.合格率の低下する可能性
試験制度の変更があったという事実があったしても、第36回1級販売士の合格率は極めて高過ぎたと言えます。例年では10%台を維持して試験の権威を保っていましたが、第36回では大きく合格率が上昇しました。その是非は別として、第37回では合格率は例年通りに戻してくる可能性があります。
しかし、第36回では全般的な科目で基本問題が出題されたため、第36回の本試験で科目合格を積み重ねている受験生は多いと想定できます。この場合、第37回では1科目や2科目のみを受験してくる人(つまり、残り科目のみを受験する層)が多いと予想できます。
これらの受験生は、5科目を一括して勉強する人に比べれば、5科目に割く時間を1科目や2科目に集中投下してくるので、複数科目受験者よりはかなり有利な状況となります。もちろん、科目合格制度というのはそういう趣旨の制度ですから、このような受験者に問題があるわけではありません。むしろ、このように科目を積み上げて最終的に5科目で合格すると言うのは正当な合格戦略です。
一方、そのような状況があるとすれば、前回の試験で科目を積み上げている人が相当数に上るため、第37回の試験ではかなり難易度を高めてくる可能性があるのでしょうか?なぜならば、そうしないとまた第36回のように合格率が高くなってしまう可能性があるからです。合格率を下げようと思ったら、1科目や2科目だけに集中してくる受験生が多い状況の中では、相当な難問のオンパレードにしないと合格率を低下させることは難しいかも知れません。
2.問題の難問化
結論から言えば、問題は第36回よりは難しくなると想定できます。そうしなければ、第36回以上に大量の合格者を生み出し、合格率は上昇してしまいます。
これでは、1級販売士の権威が保たれなくなる恐れもあり、好ましい状況とは言えません。その意味で、第36回は様子見の試験であったということもいえます。
それでは、問題が難しくなると言っても、具体的に第37回1級販売士検定ではどのようなレベルの問題が出題され、どのような対策を取ればよいのでしょうか。
それについては、次の第37回1級販売士の基本攻略法(2)でご紹介します。
合格するためのノウハウ完全版(第37回試験対策)
- 第36回から第37回の出題傾向を読む
- まずは過去問を眺める
- ハンドブックを1回転させる
- ハンドブックにマーカーでチェックする
- 第37回1級販売士の基本攻略法(1)
- 第37回1級販売士の基本攻略法(2)
- 科目選択について(これから勉強を開始する人の場合)(1)
- 科目選択について(これから勉強を開始する人の場合)(2)
- 科目の絞り込み(既に勉強を始めている人の場合)
- 過去問とハンドブックの使い方(1)
- 過去問勉強法の限界
- 過去問とハンドブックの使い方(2)
- 記述式対策の考え方
- キーワードで記述式の加点を狙うという意味
- 記述式試験の勉強範囲(1)
- 記述式試験の勉強範囲(2)
- 記述式試験の勉強範囲(3)
- 記述式勉強テクニック-キーワード抜き出し
- 記述式勉強テクニック-キーワードつなぎ
- 記述式解答テクニック-文章構成
- 点が線になるまでやりぬく
- 記述式解答テクニック-書き方
- 直前勉強法-皿回し
- 本番対応法-コラム1
- 本番対応法-コラム2
第37回向けよくある質問
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