客観式で手堅く記述式で積み上げる






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第37回1級販売士の問題傾向

第37回の1級販売士の問題レベルとしては、第36回よりも難易度が上がることが想定されます。それでは、どのようなことが想定できるかという言うと、以下のように考えることができます。

  • 客観式は現状維持、あるいは過去問レベル
  • 記述式問題の難問化

簡単に言えば、以上のように考えられます。つまり、第37回は記述式試験の攻略がポイントになってくると言うことです。これは、従来の1級販売士検定試験でも言われ続けていたことですが、第37回ではそれがより顕著になることが想定されるということです。

記述式問題の難問化

従来から、客観式問題に関しては、それほど難易度が高いという訳ではありませんでした。1級販売士の勉強方針としては、客観式問題では8割以上(できれば9割)を狙うと言うのが従来から言われています。

これは、裏返せば、しっかりと過去問を繰り返しやっておけば9割は得点できるということに他なりません。第37回でも、依然として過去問題の対策は重要で、前回の第36回の出題傾向を踏まえて、過去問題をしっかりと攻略することが鍵となります。つまり、客観式は取れて当たり前の問題が出題されると思ってよいと思います。

一方、記述式問題は難化が予想されます。これも従来からの傾向を踏襲しますが、第37回はよりその傾向が顕著になると考えることができます。

その最大の理由は、客観式試験では得点の調整をすることができません。客観式問題では、模範解答が後日公表されることから、難易度の高い問題を出題しすぎると、全受験生の得点が大幅に下がる可能性があります。これでは、合格者が少なくなりすぎる可能性があり、マズイ訳です。そのため、客観式試験は平均点が6割程度になる難易度、つまり今までの過去問題と同様の出題レベルが予想されます。

一方で、記述式に関しては模範解答は発表されません。つまり、人が手で採点するため、極端なことを言えば点数はどうにでもいじることができるわけです。もちろん、あまりにも簡単な問題を出題してしまうと、点数を下げることが難しくなりますから、逆に難しい問題を出題します。難しい問題であれば、得点を加えることは採点者の裁量によりいくらでも可能なわけですから、得点を調整することが可能となります。

具体的に言えば、簡単な記述式問題を出してしまえば、ほとんどの人が高得点を取りますから、仮に10%の合格率に維持したいとすれば、高得点者の点数を削らなくてはなりません。しかし、これでは、問題に対するクレームが付く可能性があります。俺はしっかりと解答したのに、何でこんなに点数が低いのだと。つまり、問題が簡単な場合には合格率を調整する幅がないのです。採点したら合格率が30%になってしまった、しかし、この場合客観式も含めて点数を下げるということ自体はできませんので合格率は30%となってしまいます。

一方、問題が難しくてほとんどの受験生が解答できていないとします。そして、とりあえず基準に従って採点してみたら合格率が3%だった。この場合、点数を上げることは可能です。採点基準の幅を広げて、本来であれば得点加算できない人にも部分点で加算をしていって、10%程度まで相対的に得点を高めていけばよいのです。これを、傾斜配点のカラクリと言っています。

第37回の本試験では、第36回の反省を踏まえて、より合格率にはシビアになると思います。この場合、採点する裁量を担保するためには、「記述式」を合格率のアップダウンに上手に活用せざるを得ません。

そうだとすると、今まで以上に記述式問題の攻略が第37回には重要となります。客観式はできて当たり前、あとは記述式が合否の鍵を握ると言えそうです。

ですから、まずは客観式問題でしっかりと高得点を取れる力を早く身につけてください。いくら記述式が重要だと言っても、客観式の得点が低いと合格は困難ですし、そもそも採点されない可能性があります。客観式で早めに得点を取れるようにしておいて、記述式試験の攻略を行うのが第37回1級販売士の基本戦略となります。

これは、今までの1級販売士の勉強法と同じなのですが、第37回については特に記述式の攻略がポイントになりそうだと言うことが結論として言えるのです。



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第37回向けよくある質問

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