本試験は自己成長を促す!受験に挑む心構えで得点力が変わってくる
いよいよ1級販売士の本試験も残り数日。まだまだ実力は伸びます。諦めずに、コツコツと問題演習を繰り返してください。
販売士試験に限らず全ての資格試験に共通する事実。それは、
「合格者は諦めずに継続して問題を解いた人」だけです。
どんなに頭が良いといわれている人でも、継続的に問題を解くということを怠っている人はいません。どの資格試験でも共通して言える真実です。楽に、そして簡単に合格できる方法というものは存在しません。仮に、そんな方法で合格しても「自分にとって役に立たない」合格になってしまいます。
資格試験の勉強を通じて得ることができるものは、合否という事実だけではありません。勉強をする過程における精神力、忍耐力などの自分自身の成長の方がはるかに大きいのです。そこに、資格試験を受験する本来的な意味があると思っています。
資格マニアになる人と言うのは、資格試験を通じて自分を成長させているのであって、合格した事実自体にそれほどこだわっているのではありません。あくまで、資格試験そのものを「道具」として考えており、その道具を利用して自分自身の成長に上手く利用しているのです。
従って、科目ごと足切りになることがないように、バランスよく勉強をしていく必要があります。
本試験は水もの
さて、上記のような精神論も重要ですが、とりあえず今は「合格」に焦点を絞っていることと思います。
「早く試験が終わってくれ!」という人もいれば「あと1週間あれば!」という人もいるでしょう。いずれにしても、本試験前5日間位が一種の「生き地獄」という感じになります。
過ぎてしまえばあっという間だとしても、そこに行くまでの5日間は長いようで短いようで、複雑な心境になります。それを打ち消すかのごとく、そして不安になればなるほど勉強を繰り返さざるを得ないということです。ですから、試験直前期には大抵の人の勉強量は増加します。
しかし、本試験は独特な雰囲気を醸し出すもので、通常の精神状態ではない心理に置かれます。これは、受かりたい人ほどその傾向が顕著であり、諦めている人にはわからない一種独特の雰囲気なのです。
極度の緊張の中、何が起こるか分からないのが資格試験の本試験です。
100%を出すための120%
本試験で100%の実力を出すためには、これらの独特の雰囲気に打ち勝たねばなりません。しかし、上記で述べたように、独特の雰囲気を醸し出す水もの的な会場においては、通常の実力を発揮することは困難だと言われます。
時に、「火事場のバカぢから」的に、いつもできなかったことが、あるいは、いつもはほとんど点数が取れなかったにもかかわらず本試験ではいつも以上に得点できた。というケースがあります。これを「運」だとか、「神が降臨した」という人もいますが、実態は日々の努力の賜物だと言うことです。
つまり、普段の積み重ねがたまたま本試験に発揮されたわけであって、何かに憑依されたわけでもなければ、たまたまでもありません。全ては自分の実力なのです。自分の実力は急激なカーブを描くように伸びるものですが、そのピークがたまたま本試験にあたったと考えられます。これこそ、日々の継続的な努力が実を結んだ瞬間なのです。
本試験では通常の実力の80%程度しか発揮できないと言われ、それは本試験独特の緊張感や雰囲気が左右するからです。そのため、本試験で100%の実力を発揮することができるためには、通常から120%の実力を維持する必要があると言う論理になります。
もちろん、100%の実力を発揮することができる人もいますが、その100%の実力がそもそも本試験に合格することのレベル未満であれば、いくら100%の力を発揮できても結果的に合格することはできません。
ですから、これからの残り少ない日数で、100%の力を出せば合格することができるというレベルまで持っていく必要があります。120%の実力確保ができれば理想的ですが、第37回の1級販売士本試験では様々な予想が立てにくく、なかなか勉強方法にも決定打がないため、「通常通りの実力を本試験で発揮することができれば、合格することができる」というレベルにしておくことが必要です。
そのためには、過去問をベースに客観式を解きまくり、その内容とリンク(関連)させて記述式を押さえて行く。記述式はキーワード重視で、本試験では上手く文章としてつなぐ。
以上を全ての科目においてもう一度確認して言ってください。
1級販売士の本試験を受験する人の中で、最後まで本当の意味で勉強をやり切って受験に臨む人は、おそらく半数もいないと思います。
つまり、あなたがしっかりと毎日勉強を継続的に行っていて、このサイトの情報をある程度鑑み、自分なりの勉強を行っていたとすれば、合格可能性はそれだけで50%を超えています。もちろん、嘘ではありません。
良く考えてみてください。そもそも、1級販売士の記述式試験では白紙答案を出す人が多いと、常に採点者によって指摘されています。普通に考えればそんなことありえないと思いませんか?
1年に1回しかない試験です。それなりに合格したいと言う想いが強ければ、あるいは、それなりに勉強をしていれば何も書けないということは通常で考えればあり得ない話です。どうしても分からなくても、全く頭にキーワードが浮かばなくても、「顧客との信頼強化」とか、「最近では重要視されている」とか、最近の流通・小売業で言われていることを書くことはできると思いませんか?
受験生全ての人が同じラインにいるわけではありません。恐らく、あなたのようにしっかりと勉強している人は半数にも満たない、たぶん全受験生の3割程度です。ですから、本試験は確かに水物ですが、諦めずに普段の100%の実力を発揮して欲しいと思います。
ところで、どうしても問題が分からなかったら?
そういう時は、自分の今までのがんばりを神に捧げて鉛筆を転がすのです。考えて考えても分からない、それは仕方のないことです。
でも、誰かが今までのあなたのがんばりを見て、力を貸してくれるかも知れません。そんな時は、頼ってみるのも良いでしょう。
合格するためのノウハウ完全版(第37回試験対策)
- 第36回から第37回の出題傾向を読む
- まずは過去問を眺める
- ハンドブックを1回転させる
- ハンドブックにマーカーでチェックする
- 第37回1級販売士の基本攻略法(1)
- 第37回1級販売士の基本攻略法(2)
- 科目選択について(これから勉強を開始する人の場合)(1)
- 科目選択について(これから勉強を開始する人の場合)(2)
- 科目の絞り込み(既に勉強を始めている人の場合)
- 過去問とハンドブックの使い方(1)
- 過去問勉強法の限界
- 過去問とハンドブックの使い方(2)
- 記述式対策の考え方
- キーワードで記述式の加点を狙うという意味
- 記述式試験の勉強範囲(1)
- 記述式試験の勉強範囲(2)
- 記述式試験の勉強範囲(3)
- 記述式勉強テクニック-キーワード抜き出し
- 記述式勉強テクニック-キーワードつなぎ
- 記述式解答テクニック-文章構成
- 点が線になるまでやりぬく
- 記述式解答テクニック-書き方
- 直前勉強法-皿回し
- 本番対応法-コラム1
- 本番対応法-コラム2
第37回向けよくある質問
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